エウセビオス「教会史」 (下)
エウセビオス「教会史」 (下)
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
「反ユダヤ主義」の淵源とは?
迫害に次ぐ迫害からコンスタンティヌス帝の勝利まで。「キリスト教とは何か」が根本的に問われた時代を「教会史」の嚆矢に読む。
キリスト教最初期300年の歴史を記し、「反ユダヤ主義」など西洋精神史に多大な影響を与えた教会史の嚆矢を全訳。本巻では、セウェルス帝治下の迫害(203年)からエウセビオスの同時代、ミラノ勅令やリキニウス帝に対するコンスタンティヌス帝の勝利まで、迫害と殉教者、正統をめぐる百家争鳴の論戦が語られる。巻末に詳細な各種索引を付す。
エウセビオスは、ユダヤ人がイエスをキリストとして受け入れないというただそれだけの理由で、彼らにむき出しの憎悪を投げつけた。『教会史』の論客たちは、歴史の中のイエスや、その神性、正典、正統教会の聖書理解などについて挑戦的で重大な発言を繰り返した。これらはいずれも現代のわたしたちが問題にすべきものであろう。(中略)「キリスト教とは何か」を真摯に問う者は、「新しい皮袋に新しい酒」(マタイ、マルコ)を盛ろうとしなければならないのではないか。——<本書より>
※本書の原本は1986〜1988年、山本書店から刊行されました。
【目次】
第6巻 オリゲネスとその同時代人、キリスト教迫害——セウェルス帝からデキウス帝まで
第7巻 教会著作家とさまざまな異端——ガルルス帝からガルリエヌス帝まで
第8巻 迫害とその取り消し——ディオクレティアヌス帝からマクシミアヌス帝まで
第9巻 マクシミヌス帝の教会攻撃と迫害の終り
第10巻 諸教会の復興——コンスタンティヌス帝の勝利
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訳者
秦剛平(はた・ごうへい)
1942年東京生まれ。現在多摩美術大学教授、同大学図書館館長。著訳書は80冊あまり。
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