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ハンムラビ法典

ハンムラビ法典

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】

バビロン第1王朝第6代の王ハンムラビ(在位前1792-前1750年)は、内政に力を注いだあと、治世29年頃から近隣諸国の征服に乗り出し、小さな都市国家の中心にすぎなかった王国を拡大して、治世32年頃までにはバビロニアを統一し、メソポタミアの北部の一部を含む大王国を築き上げた。ハンムラビ法典は、この大事業が完成したあと、ハンムラビ王の命令で編纂されたものである。
ハンムラビ法典は、長らく「世界最古の法典」とされていたが、ウル第3王朝の創設者ウルナンマ(在位前2112-前2095年)が作らせたウルナンマ法典やイシン王国のリピト・イシュタル法典、ハンムラビ法典よりやや古いエシュヌンナ法典などの断片が発見され、現在ではこれらの法典の伝統を受け継いでできあがったものだと考えられている。
ハンムラビ法典碑は、1901年から02年にフランスの発掘調査隊によってエラムの旧都スーサ(現在のイランの南西部)で発見され、現在はパリのルーヴル美術館に収蔵されている。法典碑のオリジナルがほぼ完全な形で残っているのはハンムラビ法典だけである。さらに数多くの写本が残っており、当時の書記(学者)たちが盛んに書写したことが想像される。そこでは裁判、犯罪、被害者の救済、兵士、社会構成、農業、商業、結婚、家族、遺産相続など、さまざまな事例が扱われており、ハンムラビ法典は当時の社会を反映する重要な史料として、揺るがぬ価値を持ち続けている。
本書は、「目には目を、歯には歯を」という同害報復の規定でも知られるこの貴重な記録を全訳するとともに、読解を助ける訳注はもちろんのこと、各条文についての詳細な「注解」、時代背景の説明を含む懇切な「訳者解説」をも併載した、碩学による偉大な訳業である。単行本として刊行された旧版を全面的に改訂し、初めての文庫版として生まれ変わった本訳書は、不滅の輝きを放ち続けるだろう。

【目次】

講談社学術文庫版刊行にあたって
まえがき(第一版)
第二版刊行にあたって

凡 例
度量衡換算表
地 図

ハンムラビ法典

注 解

訳者解説
 1 ハンムラビのカタカナ表記について
 2 ハンムラビとその時代
 3 ハンムラビ法典とは何か
 4 王碑文としてのハンムラビ法典
 5 判決集の配列
 6 ハンムラビ法典碑と諸写本
 7 ハンムラビ法典以前の諸法典
 8 古代メソポタミアの法形式
 9 ハンムラビ法典と旧約聖書の法

付 論
 1 「私の彫像」か「私のレリーフ」か
 2 ハンムラビ法典の写本一覧
 3 ハンムラビ法典と日本の現行の法律

参考文献



中田 一郎(なかた いちろう)
1937年、和歌山県生まれ。1963-64年、早稲田大学文科系大学院修士課程中退。1964-66年、Hebrew Union College大学院(フルブライト留学生)中退。1966-74年、Columbia University大学院(Ph.D.取得)。中央大学助教授(1977-83年)、教授(1983-2007年)、古代オリエント博物館館長(2010-16年)を歴任。中央大学名誉教授。2015年、第3回三笠宮オリエント学術賞。主な著書に、『メソポタミア文明入門』(岩波書店)、『ハンムラビ王』(山川出版社)、『古代マリ王国の政治と宗教』(中央大学出版部)。

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