僧侶と海商たちの東シナ海
僧侶と海商たちの東シナ海
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
知と富がドライブするダイナミックな中世史!
◎「894年遣唐使廃止」は日本を変える出来事ではなかった!
列島を取り巻く大海原をたくましく乗り越え、「外」と日本を繋ぎ続ける人たちがいたのだ。利を求め、危険を顧みずに海を闊歩する海商たちと、彼らの助けを得て、最新の知識を求めて大陸へ渡ろうとする僧侶たち。史料に数多く残された僧たちの足跡を辿ることで、海域交流の実相に迫り、歴史世界としての東シナ海を描き出す!従来の「日本史」の枠を超えて、より広く深く歴史を知る一冊。
◎文庫化にあたり大幅増補!「補章 遣明使の後に続いたもの」で本篇に続く時代の歴史を活写
※本書は2010年に講談社選書メチエより刊行された『 選書日本中世史4 僧侶と海商たちの東シナ海』を原本とし、改訂を加え補章を付して文庫化したものです。
【目次】
序章 中世日本と東シナ海
第1章 「遣唐使以後」へ
最後の遣唐使、出発
海商の登場
「遣唐使以後」の入唐僧たち
第2章 古代から中世へ
平安王朝の対外政策
帰国しなかった僧たち
密航僧の出現
第3章 大陸へ殺到する僧たち
「中世」の始まり
日宋仏教界をつないだ人脈—入宋僧円爾
日元関係の波紋と仏教交流—入元僧龍山徳見
第4章 「遣明使の時代」へ
混乱の海、統制の海
仏教交流の変質
補章 遣明使の後に続いたもの
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著者
榎本 渉(えのもと・わたる)
1974年,青森県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位修得退学。東京大学東洋文化研究所助手を経て,現在,国際日本文化研究センター准教授。博士(文学)。専攻は日本中世史。著書に,『東アジア海域と日中交流 九〜一四世紀』『南宋・元代日中渡航僧伝記集成 附 江戸時代における僧伝集積過程の研究』などがある。
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