初期キリスト教ラテン詩史研究

初期キリスト教ラテン詩史研究

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ローマ時代、ギリシア文学の影響のもとに発展したラテン詩。なかでもキリスト教関連のラテン詩を選んで、その歴史を解説する。

【目次】
はしがき
第一章 初期キリスト教ラテン詩の起源
第一節 一〜三世紀の原始キリスト教賛歌
 一 一世紀の賛歌
 二 二世紀の賛歌
 三 三世紀の賛歌
第二節 原始キリスト教賛歌の問題
 一 賛歌の類型
 二 新約的なキリストへの賛歌の位置づけ
第三節 アフリカにおけるキリスト教ラテン詩の発生
 一 キリスト教ラテン語発生の問題
 二 アフリカにおけるキリスト教ラテン文学発生の問題
 三 アフリカにおけるキリスト教ラテン詩発生の問題
第四節 最初のキリスト教ラテン詩人コンモディアヌス
 一 コンモディアヌスの著作の日附の問題
 二 コンモディアヌスの詩の文体的特色
 三 コンモディアヌス以後の民衆詩の代表者アウグスティヌスの詩
第二章 キリスト教ラテン賛歌の先駆者たち
第一節 アンブロシウスの先駆者ヒラリウス
 一 ヒラリウスの生涯と賛歌の写本
 二 ヒラリウスの賛歌
第二節 アンブロシウス
 一 アンブロシウスの生涯
 二 アンブロシウスの賛歌
第三節 テ・デウムの問題
 一 ニケタス説
 二 カジンの説をめぐって
第三章 ある古典詩人とキリスト教詩人との友情
第一節 アウソニウス
 一 アウソニウスの生涯
 二 アウソニウスのキリスト教詩
 三 アウソニウスとノラのパウリヌス
第二節 ノラのパウリヌス
 一 ノラのパウリヌスの生涯
 二 「殉教者の誕生日」論
第四章 キリスト教ラテン詩最大の詩人プルデンティウス
第一節 プルデンティウスの生涯
 一 生涯
 二 ローマ巡礼の意義
第二節 プルデンティウスと古典ラテン詩人たち
 一 オウィディウスとプルデンティウスの詩「シュンマクス駁論」
 二 ホラティウスとプルデンティウスの詩「日々の賛歌」
 三 ウェルギリウスとプルデンティウスの詩
第三節 プルデンティウスのアレゴリー詩
 一 キリスト教的アレゴリーの発生
 二 「霊魂をめぐる戦い」におけるアレゴリー詩
結び
人名・書名索引


著者
家入 敏光(いえいり としみつ)
1925年生まれ。京都大学文学部卒、京都大学大学院文学研究科修士課程修了、同博士課程中退、文学修士。元天理大学教授。
著書に、『十六・七世紀イエズス会日本報告集 第I期第3巻 1597年—1601年』『聖アンブロシウスの賛歌』『日々の賛歌・霊魂をめぐる戦い』『初期キリスト教ラテン詩史研究』『キリスト者・聖アウグスティヌス』『シーボルト蒐集和書目録』など、
訳書に『東洋旅行記 カタイ(中国)への道』『ローマノス・メロードスの賛歌』『教父たち 生涯と作品入門』などがある。

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