地の塩
地の塩
本商品は「旧ISBN:9784423300107」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1960/08/15
【内容紹介】
新約聖書の山上の垂訓「地の塩、天の光」にちなむ。塩は、腐敗を防ぐことから、優れたものの比喩で、キリストの教えを示している。本書で、キリスト教学者が信仰の意味を説く。塩とは腐敗を防ぎ、役立つものの比喩であり、愛と慈悲の象徴でもある。
【目次】
まえがき 宣教第二世紀を迎えて
I
キリスト者の信仰
喜ばしきおとずれ
復活の証人
クリスマスの恩寵
十字架の死と復活
II
キリスト者の生活
キリストにある人間
人生の革新と社会の革新
ナチズムとドイツの知識人 極限状況におけるエリートの存在型態
日本のキリスト者の戦争責任
III
キリスト者としてこう考える 警職法改正の問題をめぐって
現代の政治神話に抗して
安保条約改定の意味するもの
原子時代の戦争と平和
デモクラシーの危機に際して 強行採決の政治的意味
日本の民主主義を創るもの むすびに代えて
あとがき
■
著者
宮田 光雄(ミヤタ ミツオ)
1928年生まれ。政治学者・思想史家。東北大学法学部名誉教授。専門は、政治学、ヨーロッパ政治思想史。東京大学法学部政治学科卒。
二つの著作集がある。
『宮田光雄集 「聖書の信仰」』(全7巻 岩波書店)
「信仰案内」「聖書に聞く 説教選」「聖書を読む 解釈と展開」「国家と宗教」「平和の福音」 「解放の福音」「信仰と芸術」
『宮田光雄思想史論集』(全7巻+別巻 創文社)
「平和思想史研究」「キリスト教思想史研究」「日本キリスト教思想史研究」「カール・バルトとその時代」「近代ドイツ政治思想史研究」「現代ドイツ政治思想史研究」 7巻「同時代史論」「ヨーロッパ思想史の旅」。
訳書に、E・カッシーラー『國家の神話』A・ケーベルレ『キリスト教的人間像』K・フォルレンダー『マキァヴェリからレーニンまで 近代の国家=社会理論』(監訳)エーバハルト・ベートゲ, レナーテ・ベートゲ『ディートリヒ・ボンヘッファー』アードルフ・ケーベルレ『信仰の豊かさを生きる』ディーター・ゼンクハース『諸文明の内なる衝突』などがある。