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天皇の軍隊

天皇の軍隊

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】
日本人にとって「軍隊」とはなんだったのか。
大日本帝国軍隊は、天皇に直隷するまさに「天皇の軍隊」であった。天皇は軍人の「頭首」として、斃れた将兵の魂魄を守る者としても存在した。しかし、天皇の名による軍隊生活の実態とは…。

徴兵の恐怖感、凄惨な私的制裁、兵士たちの性生活と花柳病、遺された家族の貞操…。戦争が長期化するなかで、軍隊は大衆化し、軍官僚は肥大化して「天皇の軍隊」は大きく変質していった。日本人にとって「軍隊」とはいかなるものだったのか。

1945年の敗戦を経過した現代人にとって、「軍隊の記憶」は、明治国家の亡霊を引きずり続けたために、あまりにもばっさりと切り捨てられたかの感がある。しかし、「天皇制軍国主義」という「自明の理」をよりどころに、その封建的体質を指弾するのみでは、近代日本の軍隊の実像はとらえきれない、と著者はいう。大日本帝国軍隊は、明治建軍から敗戦に至るまで、天皇に直隷し、天皇の統帥下に、その御稜威(みいつ)を世界に輝かせようとした「皇軍」であり、まさに「天皇の軍隊」であった。天皇は軍人の「頭首」として、斃れた将兵を強く意識し、その魂魄を守る者としても存在した。また、こうした天皇像をとおして、兵士は天皇との情誼的一体感を持ち得たのである。しかし、天皇の名による軍隊生活の実態はどうだったか。本書では、兵士たちの日記や書簡等を多く取り上げ、民衆の原像たる兵士の姿を明らかにする。徴兵の恐怖と「徴兵のがれ」の実相、凄惨な私的制裁、兵士たちの性生活と花柳病、遺された家族の貞操…。戦争が長期化するなかで、軍隊は大衆化し、軍官僚は肥大化して「天皇の軍隊」はおおきく変質していく。

*本書の原本は、1978年、教育社より刊行されました。

【目次】
はじめに
概観
第一章 「国民皆兵」の虚実
第二章 兵営への途
第三章 兵営生活の虚実
第四章 天皇と「股肱の臣」
第五章 兵士たちの素顔
第六章 出征兵士と遺家族
第七章 「皇軍」哀歌
文献解題
陸軍常備団隊配備表


著者
大濱 徹也(おおはま・てつや)
1937年山口県生まれ。東京教育大学卒。文学博士。女子学院高等学校教諭,中京大学・筑波大学・北海学園大学教授などを経て、現在、筑波大学名誉教授。主な著書に『乃木希典』『明治の墓標』『日本人と戦争』『アーカイブズへの眼』『講談 日本通史』『天皇と日本の近代』ほか。

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