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宮中五十年

宮中五十年

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
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【内容紹介】
明治35年、学習院在学中の著者は宮中に召し出された。4、5人の少年たちとともに、大人たちが出入り禁止の奥御殿で天皇に仕えるのである。10歳の少年が近くで見た明治天皇は、大声で厳しく、几帳面ながら、優しい思いやりを見せた。「大帝崩御」後は、昭憲皇太后、大正天皇、貞明皇后、秩父宮らに近侍し、半世紀を宮中に仕えることとなる。近代史研究者にたびたび引用されてきた重要史料の、初の文庫化。

原武史氏が解説執筆。

伯爵家の四男として生まれ、数え10歳で明治天皇に仕えて以来、50年にわたって宮中に仕えた著者の回想録。

本書は、近代史研究の史料として、たびたび言及されながら、長く入手困難だった。すでに学術文庫では、『女官』(山川三千子著)、『侍従長の回想』(藤田尚徳著)など、明治から昭和の宮中を語った文献を刊行してロングセラーになっているほか、「天皇の歴史・全10巻」も完結。2019年の皇位継承で、「天皇」「皇室」にさらに関心が集まるなか、本書は待望の文庫化となる。

明治35年、新しい時代の君主として存在感を高めていた明治天皇に、学習院在学中の著者は召し出される。当時、天皇のそばには4、5人の少年たちが、仕えていた。大人たちが出入り禁止の奥御殿に控え、奥と表の取次の役目をするのである。近くで見る明治天皇は、大声で厳しく、几帳面ながら、やさしい思いやりを見せたという。

著者は、明治天皇の没後、昭憲皇太后、大正天皇、秩父宮らに仕えた。なかでも、大正天皇の后である貞明皇后には、その晩年に皇太后宮大夫として仕え、蚕糸業の振興に注力するなど終戦後の日々の回想は、貴重な記録である。

*[原本:『宮中五十年』明徳出版社 1960年7月刊]

【目次】
序   小泉信三
自序  坊城俊良
明治天皇に近侍して
昭憲皇太后のこと
平民的な大正天皇
「山の宮様」の思い出
終戦後の貞明皇后
あとがき  角田時雄
解説  原武史


著者
坊城 俊良(ぼうじょう・としなが)
1893(明治26)年、伯爵・坊城俊章の四男として生まれる。1902年に明治天皇に侍従職出仕として仕えて以来、宮内省式部官、式部次長、皇太后宮大夫など、宮中に50年余り務めた。退官後は、東京大神宮宮司、伊勢神宮大宮司を歴任した。1966(昭和41)年没。

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