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漢代官吏登用制度の研究(東洋學叢書)

漢代官吏登用制度の研究(東洋學叢書)

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【内容紹介】
皇帝支配と郡県制度、そしてそれを支えた高度に発達した中央集権的な官僚国家こそが、それ以降の中国の長い歴史の基盤となっている。
この官僚制度は、『漢書』『続漢書』などにその一端がうかがえる。官職制度に関する項目を別途に設け、その大綱を総覧することが古代王朝に継承され、「正史」「職官志」「百官志」が遺されることになった。その後も隋唐時代にくだっても、『北堂書鈔』設官部や『初学記』職官部、『唐六典』『通典』などにも「諸司百官」を記録する部門が設置され、中国において官僚制度こそが国家の要と考えられたことの証左となるだろう。
本書は漢代(前漢・前206ー8年、後漢・25ー220年)における、中国の官僚制度の誕生と発展過程を詳細に調べ上げた重要な基本図書である。古代国家運営の政治的な運営手法は、現在にまで通じてもいるのである。

【目次】
序言
第一章 漢代官吏登用制度の概観
第一節 察挙と辟召
第二節 孝廉による察挙
第三節 孝廉による察挙の運営と廉吏
第四節 茂才による推挙の輪郭
第五節 賢良・方正における科名の問題
第二章 賢良・方正の成立
第一節 賢良・方正の形成
第二節 察挙の有資格者と被察挙者
第三節 察挙とその辞退
第四節 察挙における対策
第五節 察挙と対策の高第
第三章 賢良・方正の運営
第一節 察挙制度の諸相
第二節 官僚制度と官秩
第三節 察挙による昇進の基準
第四節 察挙制度と爵位
第五節 至孝と有道の察挙
第四章 漢代の察挙制度と政治体制
第一節 賢良・方正による察挙の性格
第二節 前漢における賢良・方正の特色
第三節 後漢における辟召の形成
第四節 辟召の性格と機能
第五節 漢の察挙制度から魏の九品官人法へ
主要文献目録
あとがき
索引



福井 重雅(ふくい しげまさ)
1935~2020年。東洋史学者。早稲田大学名誉教授。
早稲田大学第一文学部史学科東洋史専修卒業、同大学院文学研究科博士課程を単位取得満期退学。早稲田大学文学部教授。
著書に 『古代中国の反乱』『基礎からよくわかる世界史』『漢代官吏登用制度の研究』『基礎からよくわかる世界史B』『陸賈『新語』の研究』『漢代儒教の史的研究 儒教の官学化をめぐる定説の再検討』、訳書に 『近代中国における宗教の足跡』(ウィンーチット=チャン)『中国の思考様式』(アーサー・F・ライト編著)『世界の宗教シリーズ 6 仏教の世界』(アン=バンクロフト著)『西京雑記』編訳注などがある。

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