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狂気と王権

狂気と王権

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。

【内容紹介】
近代天皇制と精神医学の間で働く政治学とは。皇室関係者は精神異常時の不敬として、不起訴になり、ある者は、狂気の疑いがあったが、鑑定を受けずに死刑を受けた。巨大な権力と狂気との不思議な関係を暴く。

元女官長の不敬事件、虎ノ門事件、田中正造直訴事件、あるいは明治憲法制定史、昭和天皇「独白録」の弁明など、近代天皇制をめぐる事件に「精神鑑定のポリティクス」という補助線を引くと、いったい何が見えてくるか。「反・皇室分子=狂人」というレッテル貼り。そして、「狂気の捏造」が君主に向けられる恐れはなかったのか? 独自の視点で読み解くスリリングな近代日本史。

【目次】
第一章 オカルティズムと宮廷人
第二章 虎ノ門のテロリスト
第三章 石と煙突のファナティケル
第四章 フレーム・アップができるまで
第五章 ニコライを襲ったもの
第六章 相馬事件というスキャンダル
第七章 マッカーサーに語ったこと
第八章 皇位簒奪というイリュージョン
第九章 ルードウィヒの王国から
第十章 ノイバンシュタインの物語
あとがき


著者
井上章一(いのうえ・しょういち)
1955年京都府生まれ。京都大学大学院修士課程修了。現在、国際日本文化研究センター勤務。風俗史、意匠論専攻。1986年度サントリー学芸賞、1999年度芸術選奨文部大臣賞を受賞。

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