秦漢出土文字史料の研究(東洋学叢書)
秦漢出土文字史料の研究(東洋学叢書)
本商品は「旧ISBN:9784423192726」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:2015/12/01
叢書・シリーズ名:東洋学叢書
戦国末から魏晋に至る多様な出土文字史料を対象に、文字情報のみならず形状や出土状況をも視野に入れ、史料の形態論に先鞭をつけた研究成果。漢簡の側面に施された刻みを解読し、紙木併用期に特有の木簡の用法を分析することで、木から紙への書写材料の変遷に新たな角度から光を当てる。さらにテクストを読み解いて、地方統治を支えた官吏の姿や、統一法典不在のもとでの司法の実態に迫るとともに、漢の西北辺境という歴史世界の復元を試みる。中国出土文字史料研究の世界的水準を示す待望の一冊。
【目次より】
序章 出土文字史料研究の立場と方法
一 本書の立場と方法
二 本書の構成
三 使用テクストと凡例
第一部 素材としての出土文字史料
第一章 刻歯簡牘初探 漢簡形態論のために
はじめに
一 符・刻券
二 出入錢穀衣物簡
三 契約文書簡
おわりに
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第二章 魏晋楼蘭簡の形態 封検を中心として空
はじめに
一 楼蘭出土封検の分類
二 小型封検の検討(1)
三 大型封検の検討
四 小型封検の検討(2)
五 漢簡との連続性
おわりに
コメント
第三章 簡牘・〓帛・紙 中国古代における書写材料の変遷
はじめに
一 紙の出現
二 蔡倫以前以後
三 簡牘から紙へ
おわりに
コメント
第二部 制度と習俗の復元
第四章 里耶秦簡と移動する吏
はじめに
一 里耶秦簡J1(8)135
二 張家山漢簡「奏〓書」案例一八
三 周家台三〇号秦墓出土暦譜
四 里耶秦簡J1(16)5
おわりに
コメント
第五章 王杖木簡再考
はじめに
一 王杖木簡概要
二 王杖詔書冊
三 挈令と詔書冊の編集
四 蘭台から武威へ
おわりに
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第六章 長沙東牌楼出土木牘と後漢後半期の訴訟
はじめに
一 東牌楼七号古井(J7)と出士簡牘
二 1001号木牘の釈読
三 1001号木牘に見える訴訟の特徴
四 後漢後半期の訴訟と社会
おわりに コメント
第七章 漢代結〓習俗考
はじめに
一 関連史料の提示
二 結〓の理念
三 〓の起源
おわりに
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第三部 居延漢簡研究の地平
第八章 漢代エチナ=オアシスにおける開発と防衛線の展開
はじめに
一 部(1) その編成
二 部(2) その機能
三 塞 辺境の防壁
四 オアシス 塞の内側
おわりに
コメント
第九章 日本における居延漢簡研究の回顧と展望 古文書学的研究を中心に
はじめに
一 研究史(1) 一九四七〜一九五七年
二 研究史(2) 一九五八〜一九八九年
三 現状と方法論的展望
おわりに
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付篇
第十章 爵制論の再検討
一 爵と刑
二 賜爵記事の再検討
三 爵のいわゆる伝統的性格
四 展望
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第十一章 皇帝支配の原像 民爵賜与を手がかりに
はじめに
一 先行学説の批判
二 恩徳としての賜与
三 賜爵と奉仕
おわりに
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あとがき
■
著者
籾山 明(モミヤマ アキラ)
1953年生まれ。中国史学者。島根大学、埼玉大学で教授を歴任。
信州大学人文学部卒業、京都大学大学院文学研究科(東洋史)単位取得退学。文学博士。
著書に、『秦の始皇帝 多元世界の統一者』『漢帝国と辺境社会 長城の風景』『中国古代訴訟制度の研究』『秦漢出土文字史料の研究 形態・制度・社会』など、
共編書に、『文献と遺物の境界 中国出土簡牘史料の生態的研究』(共編)『秦帝国の誕生 古代史研究のクロスロード』(共編)などがある。
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