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色好みの系譜
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本商品は「旧ISBN:9784423900260」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:2002/12/01
【内容紹介】
人間を問うことを文学研究の基点におく著者が、「男と女の間」について問題史的に考究した文芸思想史。独自に作成したデータを駆使して、記紀神話から説きはじめて源氏物語・徒然草にまで及ぶ緻密な論考は、的確な歴史眼に裏打ちされて、一般に行なわれている色好み論とは異質の、新しいオリジナルな男女論を展開する。
【目次】
目次
序
一 神話の「性」 伊邪那岐・伊邪那美の二神をめぐって
二 古事記の男と女 集団的なものから個人的なものへ
(1) 伊邪那岐命と伊邪那美命、あるいは国生みについて
(2) 大国主神の婚姻、あるいは国覓ぎについて
(3) 大雀命と石之日売命、あるいは嫉妬について
三 万葉の恋歌ノート 「恋ひ死ぬ」「恋ひわたる」「恋ひわぶ」考
四 伊勢物語と色好み 男と女の人格的平等性について
(1) 閑暇と色好み
(2) 色好みと「昔男」
五 源氏物語の好色性 犯しと贖罪
(1) 一条天皇と道長
(2) 紫式部と光源氏
六 兼好の「色好み」論 情趣としての恋
注
あとがき
索引(人名・書名・事項)
■
著者
大野 順一(オオノ ジュンイチ)
1930〜2015年。国文学者。元明治大学教授。明治大学文学部国文科卒、同大学院修士課程中退。専門は、日本文芸思想史。
著書に、『平家物語における死と運命』『萩原朔太郎』『死生観の誕生』『幻化逍遥 詩集』『詩と死と実存 日本文芸思想史研究』『色好みの系譜 日本文芸思想史』『わが内なる唐木順三』『芭蕉と生きる十二の章』『歴史のなかの平家物語』『俳諧つれづれの記 芭蕉・蕪村・一茶』などがある。
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