エスの本　ある女友達への精神分析の手紙

◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像２枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。

【内容紹介】
「人間は、自分の知らないものに動かされている」。フロイトの理論に大きな影響を与えた医師グロデックが、フロイトへの書簡を元に、架空の女友達にむけて「エス」を説明したのが本書である。「知ろうとするのをやめ、空想する決心をすれば、無意識の奥深く突入することができます」。混沌として論理的な世界の理をあかし、「病」の概念すら変える心身治療論。

*本書はGeorg　Groddeck,Das　Buch　vom　Es:Psychoanalytische　Briefe　an　eine　Freundin,Internationaler　Psychoanalytischer　Verlag.Wien,1923　の全訳。

【目次】
エスの本
訳者解説——山下公子
訳者あとがき——岸田秀

■著者
ゲオルク・グロデック
1866-1934年。ドイツのバート・ケーゼンに生まれる。「エス」や「転移」といった精神分析における重要な概念を提唱し、フロイト理論にも大いに影響を与えた。エスを措定したことで心と身体と病の総合的な見方を可能とし、「心身医学の父」とも呼ばれる。

訳者
岸田　秀（きしだ・しゅう）
1933年、香川県生まれ。早稲田大学文学部卒業。和光大学名誉教授。精神分析者、エッセイスト。著書に『ものぐさ精神分析』など。

訳者
山下　公子（やました・きみこ）
1952年、香川県生まれ。東京大学大学院博士課程中退。早稲田大学教授。ドイツ文学者。著書に『ヒトラー暗殺計画と抵抗運動』など。