クルアーンの世界 語りかけるイスラーム
クルアーンの世界 語りかけるイスラーム
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
「読め!」 大天使ジブリールの語りかけから、すべては始まった――。「誦(よ)まれるもの」をその名にもつクルアーン。ムハンマドにもたらされた「神の言葉」は、いかにして書物の形を得たのか。22億人が信仰するイスラーム唯一の聖典誕生の歴史と、1400年にわたって人々を惹きつけてやまない聖典が語る世界を描き出す。知る喜びに満ちたクルアーン入門にしてイスラーム入門。
世界三大宗教のひとつ、イスラーム。その信仰者ムスリムは、世界人口のおよそ四分の一を占め、遠くない未来に三分の一に達し、キリスト教を抜いて世界最大の宗教になるとも言われる。
イスラーム唯一の聖典クルアーンは、ムハンマドに断続的にもたらされた啓示を集めたものであり、内容が完成した段階では書物の形をもっていなかった極めて珍しい書物である。このように誕生したクルアーンが一義的には「朗誦(誦まれるもの)」であり、キリスト教の聖書が本質的に「書物」であることを考えると、両者の違いは明らかである。
神からの語りかけであるクルアーンは、いかにして本の形をとったのか。
今や毎年何千万部も印刷され、日本語をはじめさまざまな言語で読むことができるクルアーンだが、20世紀に入るまで、他言語への翻訳はおろか活版印刷さえ拒んできた。アラビア語で朗誦されてきた聖典の世界、魅力的な独自の人間観や社会観を、日本の読者のために再構成して描き出す。
1400年にわたって世界中の人々の心の拠りどころとなってきた聖典の扉を開く、類稀な一冊。(原本:岩波書店、2009年)
【目次】
プロローグ
第1部 「神の語り」から書物へ――一つの啓典の旅路
第1章 朗誦する啓典の誕生
第2章 正典の結集
第3章 内容と構成
第4章 紙と写本の帝国
第5章 現代に生きる聖典
第2部 章句が織りなす人間世界
第1章 ムハンマドの生きざま
第2章 預言者の町マディーナ
第3章 アブラハム的世界
第4章 唯一神のコスモロジー
第5章 イスラーム法と信仰儀礼
第6章 人生と社会運営のための規定
エピローグ
参考文献
学術文庫版のための参考文献
学術文庫版あとがき
章の一覧表
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著
小杉 泰(こすぎ やすし)
1953年生。エジプト国立アズハル大学イスラーム学部卒業。法学博士(京都大学)。京都大学名誉教授。立命館大学教授。専攻はイスラーム学,中東地域研究,イスラーム思想史。2012年紫綬褒章受章。主な著書に『現代中東とイスラーム政治』(昭和堂),『イスラームとは何か』(講談社現代新書),『イスラーム世界』(筑摩書房),『イスラーム帝国のジハード』(講談社学術文庫),『イスラーム文明と国家の形成』(京都大学学術出版会),『現代イスラーム世界論』(名古屋大学出版会)など,主な訳書に『ムハンマドのことば ハディース』(岩波文庫)など。
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