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チーズのきた道

チーズのきた道

通常価格 2,189 円(税込)
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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】
「乳の生化学者」が調べ上げた起源と歴史、育んだ風土
ヨーロッパ・中東から、インド・モンゴル・日本まで世界のチーズと乳文化を探訪

「乳の生化学」の第一人者が明かす、チーズの起源と分類法、そしてそれらを育んだ風土。栄養価が高く保存性に優れたチーズを、各地の部族は、その存亡をかけて育ててきた。モンゴルのホロート、古代ローマのチーズ菓子、フランスのカマンベール、日本の酥(そ)など、古今東西の文献を渉猟し、乳文化を実地に探訪。「人類にとっての食文化」に考察は及ぶ。

※本書の原本は、1977年、河出書房新社より刊行されました。

【目次】
はじめに
チーズ学事始め
 初めての出合い
 チロル、伝統ある自家製もの
 スイスのチーズ教育
 他
チーズ文化の起源
 五体壮健、無比長寿の仙薬なり
 仏典に記された「乳」と「酪」と……
 カルピスの語源「酥」「醍醐」
 興味ある「醍醐」の語源
 チーズの祖語をたずねて
 時代とともに変化する呼称
 早かった乳の利用
 文献にみるチーズの故郷
 「チーズを勧める歌」
 男は逞しく、娘は美と智を
 他
ヨーロッパ史のなかのチーズ文化
 東から西への運び屋
 イタリーチーズの原産地
 エトルリア人がもっていた技術
 ローマ人の食事文化
 古代ローマにチーズ菓子
 意外に新しい乳製品の誕生
 乳利用文化の先進圏
 砂漠に生まれ、牧場に育つ
 庶民とともに歩んだチーズ
 青カビチーズを食べたカール大帝
 神父による料理研究
 近世チーズの歴史
 他
アジアの乳文化
 東洋における乳の姿
 乳利用文化への拒否反応
 「哀詩」にみる遊牧文化
 畜産は発達していたが……
 遊牧になじまぬ王女の嘆き
 水を利する者、天下を制す
 相互依存の関係の中で
 「強い者は遊牧をする」
 『三国志』にみる兵糧合戦
 仏教の好きな乳文化
 釈尊、白牛の乳で元気回復
 花と果実から酵素を
 他
日本のチーズ変遷
 チーズは仏教とともに渡来した
 乳利用に本腰を入れた朝廷
 籠に入れて貢酥すべし
 酪農は朝廷の独占であったか
 王朝文化は「乳製品」によって
 なぜ乳文化は土着しなかったか
 酥の文化消滅の時
 近代日本酪農の黎明
 「唐人お吉」に“乳”の苦労
 季節移動の牛乳店
 他
「食べる」からみた乳とチーズ
 始原食物としての乳
 乳文化へのステップジャンプ
 家畜と乳の流れる風土
 人間が「食べる」ということ
 食事文化類別の中のチーズ
参考文献


著者
鴇田文三郎(ときた・ふみさぶろう)
1920年、宮城県生まれ。東北大学農学部卒。ミルク化学専攻。農学博士。信州大学教授、東京農業大学教授を経て、信州大学名誉教授(

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