ドイツ観念論の研究
ドイツ観念論の研究
本商品は「旧ISBN:9784423170366」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1975/03/31
カント以後発生し、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルへとつながる18世紀末から19世紀半ばにといたる哲学の一大潮流を読み解く。
【目次より】
まえがき
第一章 カントにおける人間の自由の問題——有限な理性とその自由
はじめに
感情・直覚・道徳
悟性・自由・道徳
統覚・自我・人格
行為・格率・道徳法則
世界・神・人間
第二章 初期フィヒテの知識学と自我の問題
——絶対的自我と理念としての自我
全体の見通し
シュルツェ批評における純粋自我と知性としての自我
『学者の使命』における目標としての純粋自我
人間的自我の理念としての純粋絶対的自我
知識学の出発点としての自我と終点としての自我
自我の理念から理念としての自我へ
自我の特性と知識学の課題
第三章 シェリング初期の思索とドイツ観念論の展開
——所謂「ドイツ観念論最古の体系計画」の解釈
「ドイツ観念論最古の体系計画」
——その解釈への試案
「ドイツ観念論最古の体系計画」
——本文並びに注釈 シェリング初期の思索と当該体系計画
第四章 ヘーゲルにおける『精神現象学』以前の問題
——一八〇〇年体系断片の背景とその射程
『精神現象学』の特性
本章の意図
有限な生から無限な生への昂揚
無限なものの反照としての有限なもの
人間の宗教性と宗教の実定性
有限なものの無限なものへの関係の形而上学的考察
第五章 イェーナ時代のヘーゲルに関する一考察
——『フィヒテの哲学体系とシェリングの哲学体系との差別』をめぐって
本章のねらい
反省形式の問題
『一八〇〇年体系断片』
『ドイツ観念論最古の体系計画』の最近の解釈
反省形式へ
同一性と非同一性との同一性
理性・反省・悟性
哲学的反省
分裂と両断
第六章 ヘーゲルの哲学史と歴史哲学
一 ヘーゲルにおける哲学史の成立
二 イェーナ時代の哲学と哲学史
三 啓蒙思想とヘーゲル
四 イェーナ時代の精神の哲学と歴史
五 精神の世界
六 理念の展開と哲学史
七 精神の展開と世界史
八 時代精神と哲学
九 哲学史と世界史
十 残された問題
第七章 ヘーゲルの歴史観
見通し
主観的歴史と客観的歴史
哲学的世界史
世界精神の自己認識
世界精神と絶対的精神
絶対的過程の完結
絶対的過程と歴史主義
第八章 絶対知と絶対的なもの
——フィヒテとイェーナ時代のシェリングとの裂け目
ドイツ観念論の哲学史的位置
絶対知の所在
フィヒテ・シェリング往復書翰から
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著者
茅野 良男(カヤノ ヨシオ)
1925〜2016年。大阪大学名誉教授。東京大学文学部哲学科卒業。文学博士(京都大学・論文博士)。専門は、ハイデッガー、ドイツ哲学。
著書に、『ディルタイ』『歴史のみかた』『実存主義入門』『弁証法入門』『哲学的人間学』『初期ハイデガーの哲学形』『認識論入門 こころを考える』『ドイツ観念論の研究』『ハイデガーにおける世界・時間・真理』『人類の知的遺産 75 ハイデッガー』『中期ハイデガーの思索と転回』など、
訳書に『現代ヨーロッパの精神的課題』ヤスパース(共訳)『曙光 ニーチェ全集 第7巻』 『ブルーノ シェリング 世界の名著 続9』『意志と表象としての世界 正編 3 ショーペンハウアー全集4』『生の哲学 ジンメル著作集 9』『講座現代の人間学 7 ガーダマー/フォーグラー編(共訳)『杣径ハイデッガー全集 第5巻』(共訳)『哲学入門 ハイデッガー全集 第27巻』(共訳)などがある。
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