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ドイツ貴族の明治宮廷記

ドイツ貴族の明治宮廷記

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】
憲法発布と急激な欧化。明治日本を知る基本文献。若き天皇への謁見。伊藤博文との「洋装論争」。宮中の近代化を担った「お雇い外国人」が活写する明治上流社会。

明治中期、宮中近代化のために招聘され、新宮殿での憲法発布式典を見届けて帰国したお雇い外国人、モールの日本滞在記。威厳ある若き天皇への謁見、知性と品位を備えた皇后への賞讃、「宮中衣裳問題」での伊藤博文との衝突など、欧化を急ぐ立憲国家成立期の宮廷社会を知る必読文献。さらに関西、箱根、日光、磐梯山への旅など、各地の風物も豊かに描く。 

※本書の原本は1988年、新人物往来社より刊行されました。

【目次】
本書について——(長谷川つとむ)
序文
日本への旅立ち
 出発/日本におけるドイツの影響/東京/キリスト教・教会の状況/芝の寺
宮中にて
 宮中/天皇/皇后
華族の生活
 皇后誕生日の祝賀/宮廷音楽と劇場/爵位と華族の称号/公式業務の数々 ほか
古都への旅
 神戸と大阪/奈良/京都/御所/琵琶湖/東海道 ほか
最後の将軍
 静岡から箱根へ/皇太子明宮/日本の民族衣裳/天皇誕生日/観菊会 ほか
侍従武官
 小松宮親王と親王妃/天皇のご病気/観桜会/日光への旅
宮中狩猟会
 オルレアン家のアンリ王子/ドイツ皇帝の逝去/皇室典範/富士登山 ほか
憲法発布
 日本の婦人勲章/磐梯山登山/新宮殿/憲法発布記念式典/帰国の旅 ほか
訳者あとがき


著者
モール,オットマール・フォン
1846‐1922。ドイツの外交官。1887年、日本政府により宮内省顧問として招聘され、宮中儀礼や諸制度の改革案に携わった。明治憲法の発布式を終えた1889年に帰国

訳者
金森誠也(かなもり・せいや)
1927年、東京生まれ。東京大学文学部卒。広島大学、静岡大学、日本大学等の教授を歴任。1993年に日本独学史学会賞、2007年に国際文化表現学会賞受賞。

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