ドストエフスキー人物事典
ドストエフスキー人物事典
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
読む前に、読むときに、読んでから——この一冊で“文豪”のすべてがわかる!
「死せる生」にあって「生ける生」を求める——。作家の分身である登場人物たちが作品の中で繰り返し展開するテーマ、それは苦痛の中に生きる人間の現実である。処女作『貧しい人たち』から絶筆となった『カラマーゾフの兄弟』まで、全小説の内容紹介とともに百九十三人の主要登場人物を論じ、ドストエフスキー文学の魅力に迫る、読む「人物事典」。
ヂェーヴシキン(『貧しい人たち』)、ラスコーリニコフ、ソーニャ(『罪と罰』)、ムィシキン(『白痴』)、ピョートル、マリヤ(『悪鬼ども』)、アルカーヂー(『未成年』)、ドミートリー、イワン、アリョーシャ(『カラマーゾフの兄弟』)——。
作家の分身たる193人の主要登場人物の徹底探究を通し、全小説を貫くテーマ、そして普遍性と現代性を浮き彫りにする。崇拝のベールを取り払い、ドストエフスキーの実像がここに現れる。
※本書の原本は1990年、朝日新聞社から刊行されました。
【目次】
1 『貧しい人たち』
2 『分身』
3 『プロハルチン氏』
4 『九通の手紙から成る長編小説』
5 『ペテルブルグ年代記』
6 『女あるじ』
7 『ポルズンコフ』
8 『かよわい心』
9 『他人の女房とベッドの下の亭主』
10 『正直な泥棒』
11 『ヨールカ祭りと結婚式』
12 『白夜』
13 『ネートチカ・ネズワーノワ』
14 『幼いヒーロー』
15 『死の家の記録』
16 『おじさんの夢』
17 『ステパンチコヴォ村とその住人たち』
18 『虐げられた人たち』
19 『いやらしい小噺』
20 『地下室の手記』
21 『わに』
22 『賭博者』
23 『永遠の亭主』
24 『ボボーク』
25 『おとなしい女』
26 『おかしな男の夢』
27 『罪と罰』
28 『白痴』
29 『悪鬼ども(悪霊)』
30 『未成年』
31 『カラマーゾフの兄弟』
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著者
中村建之介(なかむら・けんのすけ)
1939年新潟県生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化博士課程中退。北海道大学、東京大学、大妻女子大学教授を歴任。ロシア文学・文化史(とくにドストエフスキーと宣教師ニコライ)を研究。
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