ニヒリズムの思索
ニヒリズムの思索
本商品は「旧ISBN:9784423230206」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1999/12/01
ハイデッガーと西谷啓治を手がかりに仏教において「始源的なもの」がいかに追究されてきたかを論じ、新たな自己の成立を明らかにする。
【目次より】
序
第一部 ニヒリズムの思索の境位に向けて
第一章 ニヒリズムの問い方
1 ニーチェのニヒリズムの思索
2 主観ー客観構造と実存
3 第四の歴史哲学的立場
4 「体験」と「実在の自覚」
第二章 西谷啓治の空の立場
1 ヨーロッパのニヒリズム・日本のニヒリズム
2 「空」の立場
3 パースペクティヴ主義と回互的相入
4 永遠の今即歴史的今、歴史的今即永遠の今
5 西谷の空の立場の意義
第三章 ハイデッガーの始源への遡行
1 ハイデッガーの歴史の思索
2 思索の歴史の始源
3 存在歴史の思想
4 存在歴史的思索
5 超克の否定
6 ハイデッガーの思索のもたらすもの
第二部 始源的な思索に向けて
第一章 大乗経典制作と解釈学
1 大乗仏説非仏説論争の発生
2 真理と仏説
3 言葉と聖典制作
4 聖典と解釈
5 ガダマーの解釈学の視点から
第二章 伝統を創出する視点
1 伝統への視座
2 ガダマーの伝統の思想
3 宗教経験における伝統
4 釈尊における古道との同定
5 伝統とテクスト
6 伝統とニヒリズム
第三章 死後の他界の観念
1 文化の内に沈殿する宗教的観念
2 他の世界としての他界
3 霊魂の在所
4 方向としての他界
5 生存の外を指し示す方向
6 他界の表象
第三部 自己の思索に向けて
第一章 近代の自己の変容
1 現代における「自己」の状況
2 キェルケゴールの「内面性」
3 罪の主体としての自己
4 無に面した自己
5 世界からの自己の理解
第二章 世界像とリアリティ
1 科学的世界像と神話的世界像
2 世界像と科学
3 現代技術と世界像の解体
4 世界のリアリティ
5 ヴァーチャル・リアリティ
第三章 布施と供犠
1 ヴェッサンタラ太子本生話
2 布施と所有
3 贈与と布施
4 アプラハムとイサクの物語
5 布施における「私」の成立
あとがき
註
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著者
氣多 雅子(ケタ マサコ)
1953年生まれ。宗教学者、哲学者。京都大学名誉教授。専門は宗教哲学。博士(文学)。
京都大学文学部哲学科 卒業
著書に、『宗教経験の哲学』『ニヒリズムの思索』『西田幾多郎『善の研究』 (哲学書概説シリーズ) 』『西田幾多郎 生成する論理 生死をめぐる哲学』などがある。
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