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パラダイムとは何か  クーンの科学史革命

パラダイムとは何か  クーンの科学史革命

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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統一フォーマットになります。

【内容紹介】
トーマス・クーンという名前を知らない人でも、また科学史や科学哲学などの分野に縁のない人でも、「パラダイム」という言葉なら聞いたことがあるに違いありません。

いまや日常語として「物の見方」「考え方の枠組み」の意味で使われているこの言葉は、もともと1962年刊『科学革命の構造』というクーンの著書の中で語られたもので、「一定の期間、研究者の共同体にモデルとなる問題や解法を提供する一般的に認められた科学的業績」を意味していました。

この概念は、それまでの「科学革命は17世紀に起きた1回きりの大事件」という科学史の常識を覆す衝撃的なもので、「<科学>を殺した」といわれたほど、大きな影響を及ぼしました。

パラダイム・シフトは歴史上何回も起こり、それは社会・文化の歴史と密接な関係があるとするクーンの見方は、フーコーが人文科学的知の布置の変化を考古学的方法によって解き明かしたと同じスタンスで、「知」の連続的進歩という通念を痛撃しています。

本書は二十世紀終盤の最大のキーワードとも言うべき「パラダイム」の考え方を面白く、わかりやすく説くものです。

【目次】
第1章 <科学>殺人事件
第2章 科学のアイデンティティ
第3章 偶像破壊者クーンの登場
第4章 『科学革命の構造』の構造
第5章 パラダイム論争
第6章 パラダイム論争の行方

*本書の原本は、『現代思想の冒険者たち クーン パラダイム』(1998年 講談社)より刊行されました。


著者
野家啓一(のえ・けいいち)
1949年生まれ。東北大学名誉教授。専攻は科学哲学。著書に、『言語行為の現象学』『無根拠からの出発』『科学の解釈学』『物語の哲学』『科学の哲学』『歴史を哲学する』など、訳書にローティ『哲学と自然の鏡』、マッハ『時間と空間』などがある。

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