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世界史への扉

世界史への扉

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】
歴史への感受性を磨く。現代がちがって見えてくる。モノとヒトが織り成す<世界史の共時性>を探り、歴史学の内外で唱えられる新視角を紹介する。

疫病が世界を一体化した。鎖国は一七世紀の世界的流行だった。歴史上には各地にいくつもの<ルネサンス>があった——。モノとヒトの組み合わせから世界史の同時性を探り、歴史学の内外で唱えられる新視角を紹介・検証する小論集。西欧の歴史を普遍のモデルとせず、多様性と日常性に着目しながら、現代の激動を解読する「歴史への感受性」を磨く。

※本書の原本『地域からの世界史 第19巻 世界史への扉』は、1992年に朝日新聞社より刊行されました。

【目次】
序 世界史をかんがえる
1 時代をよむ
智恵のリンゴは苦かった/人類文明の源流はどこに/古代の魅惑と偉大な教師たち/紀元前から紀元の時代へ/古代からのメッセージ/歴史における連続と断絶/中世というあいまいな言葉/南北と東西と/海をわたり異世界へ/海の世界史像をもとめて/希望を共有する世界/いくつものルネサンス/噴火と革命のあいだに/グローバル化時代の歴史叙述/世界史の同時性をもとめて/咲き競う首都の世紀/モンゴルの登場と世界史の同時代化/ヨーロッパの登場とその波紋/国際経済の大規模化と主役の交代/鎖国の大流行/最後の幸福な夢の時代/開国の機会を逃した日本/侵略の戦火と革命の嵐/通商条約のラッシュ/侵略と繁栄の世紀末/二つのおわりとはじまりと/見える歴史と見えない歴史
2 事件をよむ
世界史の悪しき同伴者・疫病/侏儒の王国——異形にやどる英知/踊り狂う集団——南イタリアの舞踏病/細菌学と公衆衛生/からだ、どう考えますか?/古代の百科全書派・プリニウス/ローマ帝国を襲った風雲児・アッティラ/悪魔伝説をもつ教皇・シルヴェステル二世/「カノッサの屈辱」/王妃アリエノールの舞台/ユーラシア大陸の旅人たち/世界史の荒波にもまれた知識人/冒険と挑戦/モザイクの小宇宙/バイユーのタピスリー/厄災が空から降ってくる/中世貴族の不敵な笑み/宮廷社会のよみがえり/広間の愉悦——一七世紀フランスのサロン/「聴く」から「書く」へ/神判・自力救済・追放——中世ヨーロッパの罪と罰/法の保護外の人びと——ヨーロッパのアウトロー/贅沢が世界をうごかす/戦争と条約のいたちごっこ/二つの植民地統治/第一回ロンドン万国博覧会——「万国博の世紀」の開幕/時間の短縮、空間の圧縮


著者
樺山紘一(かばやま・こういち)
1941年東京生まれ。東京大学卒。専門は西洋中世史、西洋文化史。東京大学文学部教授、国立西洋美術館長を経て、現在、東京大学名誉教授、印刷博物館館長、渋沢栄一記念財団理事長。
主な著書に『歴史のなかのからだ』『ルネサンス』『ルネサンスと地中海』『世界史への扉』『西洋学事始』『歴史の歴史』などがある。

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