二人であることの病い パラノイアと言語
二人であることの病い パラノイアと言語
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
巨人の思想の原点に触れる
「症例エメ」他、読み易い初期論文5篇を収録!!
フロイト精神分析を構造主義的に発展させ、20世紀の思想潮流にあって、確固たる地位を占めたラカン。本書は、ラカン最初期の1930年代に発表された五篇の論考を収録。「症例エメ」「≪吹き込まれた≫手記」「パラノイア性犯罪の動機」の三篇は、症例報告の記録性があり、明澄ですらある。現代思想の巨人の哲学の出発点を探るための必読書である。
「フランスの伝統的な精神医学のほか、ヤスパース、クレッチマー、フロイトなど、ドイツ語圏の文献を盛んに読んでおり、精神分析よりは現象学の明晰さに親和性を感じていた跡が論文にも窺えて、それゆえ、後年の、ラディカルなフロイト主義者としてのあのラカンには辟易する人でも、興味をもって読みとおしていただけるものと期待している。」——<「訳者まえがき」より>
※本書の原本は、1984年、朝日出版社より刊行されました。
【目次】
症例エメ
≪吹き込まれた≫手記 スキゾグラフィー
パラノイア性犯罪の動機 パパン姉妹の犯罪
様式の問題 およびパラノイア性体験形式についての精神医学的考想
家族複合の病理
■
著者
ジャック・ラカン
1901〜1981。高等師範学校で哲学を修め、のち精神医学に転じる。フロイト主義者として、構造主義、ポスト構造主義に大きな影響を与えた精神分析家、哲学者。
訳者
宮本忠雄(みやもと・ただお)
1930〜1999。東京医科歯科大学医学部卒業。自治医科大学名誉教授。専門は、精神医学・精神病理学。
訳者
関忠盛(せき・ただもり)
1942〜1992。東京医科歯科大学医学部卒業。自治医科大学精神科講師。茨城県立友部病院医長。
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