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君が代の歴史

君が代の歴史

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。

【内容紹介】
「『君が代は』の歌に就いて種々の議論が行われ……民主主義に反するとか、元は恋の歌だとかいろいろ……かような軽薄な言論は苦々しい極み、根本に溯り、又下りて沿革を捜り、それらの調査を後来の参考に供する」(「序」より抜粋)

国粋主義を唱道していた山田孝雄は敗戦の10年後、日本の国歌とされた歌について、真摯な論考を物していた。種々史料を繙き、あくまで歌としての変遷を古代から今代までたどる。古今和歌集に「よみ人しらず」として収められた一首が、どう引用され、変形し、受け入れられたのか、そしてあの節がいつどこで乗り、「国歌」となるに至ったのか——元号が「令和」へとが改まるいまこそ確かめたい。

*本書の原本は、1956年に宝文館出版から刊行されました。学術文庫版では、原本の旧字体・旧かな遣いを新字体・新かな遣いに変えたほか、読みやすさに配慮して体裁やルビの整理・追加を行い、明らかな間違いは訂してあります。また、「附録」および「索引」は割愛し、原本では口絵として収録されていた写真は、本文中の妥当と思われる位置に挿入しました。

【目次】
●主な内容
初見
首句を「君が代」とした歌
首句が「君が代」となった時代
第二句を「千代に八千代を」としたもの
種々の形とその源委/この歌の本来の意味
この歌の古さ
「君が代」という語の意義
この歌は古来如何に取扱われたか
江戸時代に於ける「君が代」の歌
明治以後のこと
国歌ということの始まり
「君が代」の曲の制定
「君が代」はいつ国歌となったか
総括

解説(鈴木健一)


著者
山田 孝雄(やまだ・よしお)
1875-1958。国語学者、国文学者。独学の人として知られ、契沖、真淵、宣長以来の伝統に連なる最後の国学者と評される。東北帝国大学教授、神宮皇學館大学学長を歴任し、貴族院議員を務める。主な著書に『国語学史要』(1935年)、『日本文法学概論』(1936年)、『櫻史』(1941年)、『国語学史』(1943年)など。

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