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国際金融の政治経済学(数量経済学選書)

国際金融の政治経済学(数量経済学選書)

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国際金融論・ゲーム理論の分野で世界的業績をあげた著者は、バブル崩壊後の経済停滞の理由を金融政策の失策として、日本銀行の金融政策を批判した。著者の専門である、国際金融論・ゲーム理論の立場から、国際金融におけて政治と経済がどのような役割を果たすのかを解き明かす。

【目次】
はしがき
第I章 序説
 1 はじめに
 2 本書の方法と構成
第II章 国際通貨制度の選択
 1 はじめに
 2 国際通貨制度と国民的利害
 3 国際通貨制度選択のゲーム論的分析
 付論 ゲーム理論と寡占理論の基礎概念
第III章 通貨統合の政治経済学 公共経済学による接近
 1 はじめに
 2 通貨統合の便益と費用
 3 政治的参加の理論 参加算術
 4 歴史的観点からみた通貨統合
 5 結び
 付論 参加算術の数学的定式化
第IV章 ケインズ型モデルにおける貨幣政策の国際的連関
 1 はじめに
 2 政策の相互連関に関する諸研究
 3 ケインズ型モデルにおける戦略的分析
 4 固定為替制度における貨幣政策の連関
 5 変動為替制度における貨幣政策の独立性
 6 結び
第V章 貨幣政策連関の戦略的分析 価格伸縮モデル
 1 はじめに
 2 貨幣政策の相互依存関係の定式化
 3 グラフと代数式による実例
 4 長期的分析と準備通貨国の役割
 5 結び
 付論 微分ゲームとしての世界マネー・ゲーム
第VI章 為替制度と交易条件変動の効果
 1 はじめに
 2 基本的な枠組
 3 固定為替制度
 4 変動為替制度
 5 変動為替制度における非貿易財の役割
 6 結び
 付論 貨幣保蔵と支出行動のミクロ的基礎
第VII章 為替制度とスタグフレーションの国際的波及
 1 はじめに
 2 二国モデルの枠組
 3 変動為替制度
 4 固定為替制度
 5 モデルの一般化
 6 要約と結論
 数学付録
第VIII章 管理フロート制下における貨幣的連関
 1 はじめに
 2 モデルの枠組
 3 価格伸縮経済における為替レートに関する政策の国際的相克関係
 4 管理フロート制下における景気循環の波及
あとがき
参考文献
索引


著者
浜田 宏一(はまだ こういち)
1936年生まれ。経済学者。東京大学名誉教授、イェール大学名誉教授。東京大学法学部卒業、同経済学部卒業、同大学院経済学修士取得。イェール大学に学ぶ。専攻は、国際金融論・ゲーム理論。
著書に、『経済成長と国際資本移動 資本自由化の経済学』『損害賠償の経済分析』『国際金融の政治経済学』『為替レートの決定要因(経済研究所シリーズNo.4)』『エール大学の書斎から——経済学者の日米体験比較』『モダン・エコノミックス(15)国際金融』『アメリカは日本経済の復活を知っている』『アベノミクスとTPPが創る日本』『グローバル・エリートの条件』『21世紀の経済政策』などがある。

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