塩の道
塩の道
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
生活学の先駆者として生涯を貫いた著者最晩年の貴重な話——「塩の道」、「日本人と食べもの」、「暮らしの形と美」の3点を収録した。
日本人の生きる姿を庶民の中に求め、村から村へと歩きつづけた著者の厖大な見聞と体験がここにはある。日本文化の基層にあるものは一色ではなく、いくつかの系譜を異にするものの複合と重なりである、という独自の史観が随所に読み取れる本書は、宮本民俗学の体系を知るための最良の手引きとなるだろう。
【目次】
1 塩の道
1.塩は神に祭られた例がない
2.製塩法とその器具の移り変わり
3.塩の生産量の増加に伴う暮らしの変化
4.塩の道を歩いた牛の話
5.塩を通して見られる生活の知恵
6.塩の通る道は先に通ずる重要な道
2 日本人と食べもの
1.民衆の手から手へ広がっていった作物
2.北方の文化を見直してみよう
3.稲作技術の広がり方
4.人間は食うためにだけ働いているのではない
5.食糧を自給するためのいろいろなくふう
3 暮らしの形と美
1.環境に適応する生活のためのデザイン
2.農具の使い方にみる日本人の性格
3.直線を巧みに利用した家の建て方
4.畳の発明で座る生活に
5.軟質文化が日本人を器用にした
6.生活を守る強さをもつ美
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著者
宮本 常一(みやもと・つねいち)
1907年、山口県生まれ。天王寺師範学校卒業。武蔵野美術大学教授、日本観光文化研究所所長を歴任。文学博士。1981年没。主著は、『宮本常一著作集』(全20巻)、『私の日本地図』(全15巻)ほか多数。講談社学術文庫に『民間暦』、『ふるさとの生活』、『民俗学の旅』などがある。
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