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太平記<よみ>の可能性

太平記<よみ>の可能性

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】
太平記よみの語りは、中世・近世を通じて人びとの意識に浸透し、天皇をめぐる2つの物語を形成する。その語りのなかで、楠正成は忠臣と異形の者という異なる相貌を見せ、いつしか既存のモラル、イデオロギーを掘り崩してゆく。物語として共有される歴史が、新たな現実をつむぎだすダイナミズムを究明し、戦記物語研究の画期となった秀作、待望の文庫化。

「これほど、読むたびに知的興奮を覚えさせられる本は、めったにない。10年前、兵藤さんからこの本を贈られ、一気に読んでそのスリリングな議論展開のとりこになって以来、『太平記<よみ>の可能性』は、文字通り私の座右の書になった。そのときどきの私の関心に応じて、さまざまな読み方ができ、そのたびに啓発される。この本自体、豊かな<よみ>の可能性にみちているのだ。」——<川田順造「解説」より>

*〔原本:1995年刊行の講談社選書メチエ〕

【目次】
第1章 太平記の生成
第2章 もう1つの「太平記」
第3章 天皇をめぐる2つの物語
第4章 楠合戦の論理
第5章 近世の天皇制
第6章 楠正成という隠喩(メタファー)
第7章 『大日本史』の方法
第8章 正統論から国体論へ
第9章 歴史という物語


著者
兵藤 裕己(ひょうどう・ひろみ)
1950年生まれ。京都大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。学習院大学教授。専攻は国文学。著書に『語り物序説』『王権と物語 〈語り〉のテクスト』『平家物語の歴史と芸能』『物語・オーラリティ・共同体』『〈声〉の国民国家・日本』『演じられた近代』などがある。

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