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学術都市アレクサンドリア

学術都市アレクサンドリア

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】
プトレマイオスの庇護の下、ギリシアや東方の知を集めた思想・宗教・民族の坩堝
芸術・文学・科学の殿堂ムーセイオンや世界中の書物を集めた大図書館、さらに巨大な灯台がそびえ立つ地中海の中心都市。アレクサンドロス大王を継ぐプトレマイオス朝の「愛知」の志向はギリシア世界から東方から一流の知性を集め、学術の一大センターを築き上げた。古代における学問の隆盛を担い、やがて消えていった謎のヘレニズム都市の姿に迫る。

【目次】
はじめに
序 章 謎の古代都市アレクサンドリア
 メガス・アレクサンドロスとアレクサンドリア/ホメロスの世界とアレクサンドロス──トロイアの祈り/古代都市アレクサンドリアの運命
第一章 ムーセイオンと大図書館
 ギュムナシオンとムーセイオン/ホメレイオンとムーセイオン/学問のコスモポリスとメセナ/ペラ・ルネサンス/ペルガモン王朝/アリストテレスの書物の運命
第二章 メセナとしてのプトレマイオス朝
 文人王プトレマイオスと学匠詩人の出現/幾何学者エウクレイデス/歴史家の重用/国家神の設定とマネトン/ユートピアとエウヘメロス主義/閑(スコレー)とムーセイオン
第三章 大図書館をめぐる学者文人たち
 『アリステアスの手紙』──『セプトゥアギンタ』成立縁起/二つの図書館の存在/ファレロンのデメトリオスとプトレマイオス王朝/「黄金の街」/「動物園」と「植物園」──『ディレッタンティズム』の展開/カリマコスと書誌学の展開/オクシュリンコス・パピュロスの発見とアレクサンドリアの文献学者たち/ビザンツの古典学者ツェツェス/図書館長職の問題/タティアノスの場合──ホメロス研究とアレクサンドリア文献学/王室図書館と学者──タティアノスの意味するもの/王室図書館と文献学──文献学はなぜ要請されたのか/ゼノドトスとアリスタルコス/「ヴェネチア写本A」の発見とホメロス研究実態の謎
第四章 花開くペリパトス派の学風
 言語を重んじたペリパトス派の学風/アリストテレスとホメロス神話/「人間は人間を生む」──「神話」と「文学」/学問の分化と汎人類性/万学の「フィロロゴス」エラトステネス/アレクサンドリアの学問の二極性
第五章 哲学都市アレクサンドリア──ユダヤ人フィロンとその周辺
 ムーセイオンと大図書館の運命/哲学都市への変貌とユダヤ人/フィロンの先蹤アリストブロス/同化(棄教)と護教──フィロン一族の場合/紀元三八年の「水晶の夜」──フィロンの生涯/フィロンの著作とアレゴリア/創造と律法──フィロンの『聖書』解釈の特色/二段階創造論/神の思考としてのイデア/二つの人間/天上の植物としての人間──魂の遍歴/プラトニズム・ルネサンス──後一世紀のアレクサンドリアの思想状況/擬似科学の展開/魂の救済とシンクレティズム
文献案内をかねたあとがき
紀元前4〜前1世紀の関連年表


著者
野町 啓(のまち・あきら)
1933年生まれ。東京教育大学大学院文学研究科博士課程修了。筑波大学・茨城県立医療大学名誉教授。専攻は古代アレクサンドリアを中心とする思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

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