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宇治拾遺物語 上 全訳注

宇治拾遺物語 上 全訳注

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】
鎌倉時代前期に成立した代表的説話集。貴族・僧などの著名人から、下級官人、侍、庶民、子供まで、登場人物が多様で世俗的傾向の強い話を集める。強力譚、報恩譚、聖譚、不思議譚、艶笑譚など世の万般を描く切れ味鋭い話の数々。本巻には「舌切り雀」「瘤取りの話」「芋がゆ」など現代に伝わる物語をはじめ百余話を収録。古本系統「伊達本」を底本として現代語訳、語釈、解説を付す。

*本書の底本は伊達本「宇治大納言物語」(故吉田幸一蔵本)上・下二冊本を用い、他の二冊本、宮内庁書陵部本、陽明文庫本、および一部に龍門文庫本を参照して校訂した。また随時、古活字版本と万治二年製版本を参照した。

【目次】
一 道命阿闍梨、和泉式部の許に於いて読経し、五条の道祖神聴聞の事
二 丹波国篠村に平茸生ふる事
三 鬼に瘤取らるる事
四 伴大納言の事
五 随求陀羅尼、額に籠むる法師の事
六 中納言師時、法師の玉茎検知の事
七 龍門の聖、鹿に替らんと欲する事
八 易の占して金取り出す事
九 宇治殿倒れさせ給て、実相房僧正験者に召さるる事
十 秦兼久、通俊卿の許に向かひて悪口の事
十一 源大納言雅俊、一生不犯の金打たせたる事
十二 児の掻餅するに空寝したる事
十三 田舎の児、桜の散るを見て泣く事
十四 小藤太、聟におどされたる事
十五 大童子、鮭盗みたる事  など


著者・訳者
高橋 貢(たかはし・みつぐ)
1932年生まれ。早稲田大学大学院修了。文学博士。
梅光女学院大学教授、専修大学教授を歴任。編著に『十訓抄・古今著聞集容解』『今昔物語集要解』『中古説話文学研究』などがある。

著者
増古 和子(ますこ・かずこ)
1933年生まれ。早稲田大学大学院修了。国士舘短期大学教授を務め、2004年退任。編著に『校注宇治拾遺物語』『新編日本古典文学全集 宇治拾遺物語』などがある。

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