対馬藩江戸家老
対馬藩江戸家老
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
近世三百年、日朝「交隣」の実像
国境の小藩は奮闘する!
将軍吉宗の代替わりに際し、来日する朝鮮通信使。江戸時代、朝鮮との外交交渉・貿易業務の窓口だった対馬藩は、朝鮮御役を拝命する。莫大な出費、形式を重んじる使節、無理解な老中たち。日朝双方の本音と建て前の間にあって、ときに詭弁を弄し、ときに脅し、ときに屈辱に耐えつつ近世の日朝「交隣」をささえた小藩の苦悩と奮闘。
*本書の原本は、’95年、講談社より刊行されました。
【目次】
第1章 幕府の威光と日朝外交
1 江戸時代初期の朝鮮通信使の特質
2 異国の使節と日本の威光
3 新井白石の「改革」
第2章 吉宗、将軍となる
1 土屋政直、朝鮮御用に再任
2 告訃参判使と告慶参判使
3 代替りの誓詞
第3章 江戸家老かく戦えり
1 幕府勘定方からの問いあわせ
2 朝鮮貿易衰退の原因
3 土屋政直、心得のための質問
4 人参価格騰貴のからくり
5 林家の巻き返し
第4章 通信使がやってくる
1 派遣の要請
2 対馬藩、拝借金を嘆願す
3 江戸へ
4 故国へ
第5章 対馬藩の「役儀」
1 朝鮮ルートの対外情報
2 吉宗、異国の馬を望む
3 漂流民と抜荷犯
4 極上人参で損失補填を
5 朝鮮交易は所領同然
6 平田直右衛門の引退と対馬藩のたそがれ
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著者
山本博文(やまもと・ひろふみ)
1957年生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、同大大学院人文科学研究科修士課程終了。現在、東京大学史料編纂所教授。文学博士。専攻は、近世日本の政治・外交史。著書に『江戸お留守居役の日記』『江戸城の宮廷政治』『寛永時代』『殉死の構造』『鎖国と海禁の時代』『長崎聞役日記』『徳川将軍と天皇』『鳶魚で江戸を読む』『加賀繁盛記』『「葉隠」の武士道』などがある。
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