巣鴨プリズン BC級戦犯者の記録
巣鴨プリズン BC級戦犯者の記録
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
1945年にGHQが接収、1958年まで延べ4000人以上の戦犯者が収容された、巣鴨プリズン。東京裁判でA級戦犯とされた25人、絞首刑になった7人よりも圧倒的多数のBC級戦犯たちが、死と隣り合わせに過ごし、死刑宣告を受け、処刑場に向かう場所に一人の教誨師(きょうかいし)が着任した。日本人として唯一処刑に立ち会い、死刑囚と対話し、助命嘆願や戦犯死刑執行停止活動に奔走した「巣鴨の父」が、受刑者の声と生活を克明に綴った、生と死のドキュメント。1953年初版、幻の名著、復刊。
「解説より」
A級戦犯の処刑で一区切りではない。
国家の命令で戦場に立ち、ときに上官の身代わりにまでさせられ、
忘れ去られたBC級戦犯の不条理な人生。
私たちは、どれほど思いやることができたのか。
戦後80年。真の「検証」を実現するために
本書は第一級かつ、最重要史料であると、私は信じている。――山折哲雄(宗教学者・評論家)
【目次】
目次
序
巣鴨の教誨師となるまで
「死の喜び」よりも「生の喜び」を
処刑の立ち会い
刑場への道
拘引記――28時間の記録
罪業感と戦争観
最後の晩餐
死刑囚の面会
死刑囚と仏教
追補
図表・地図
学術文庫版解説 山折哲雄
■
著・編
田嶋 隆純(たじま りゅうじゅん)
田嶋隆純(たじま・りゅうじゅん) 1892年栃木県生まれ。13歳で仏門に入り、豊山大学(現・大正大学)で河口慧海に師事し、チベット仏教を学ぶ。1931年に渡仏、ソルボンヌ大学(現・パリ大学)に留学、文学博士号を取得。帰国後、真言宗豊山派大僧正。大正大学教授。正真寺(東京・小岩)住職。1941年夏、仏教界を代表して渡米、各地で日米両国間の平和維持を懇請。49年6月、米軍からの依頼により米軍管轄下の巣鴨プリズン2代目教誨師に。これを機に戦犯死刑囚の助命嘆願運動に尽力し、収容者から「巣鴨の父」と慕われる。57年、病没。著書に『両部曼荼羅及密教教理』など(仏文)。
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