戦国時代
戦国時代
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
大名はいかに戦ったか。民衆はいかに生き抜いたか。日本はいかに変容したか。戦後日本史学の巨人が、戦国時代というものの全体像を描き出した決定的論考。
戦国大名たちはいかに統治し戦ったか。人々はいかにして戦乱の時代を生きたか。新技術によって木綿や鉄砲が普及し何が変わったか。後北条氏の台頭から豊臣政権まで、時代の全体像と動因を、明晰かつ生き生きと描き出す!
—四つの「時代を見る目」で読み解く—
第一に、群雄だけでなく全社会層の動き構造的にとらえる。
第二に、動乱のもたらす社会変動を、もっとも深奥から考える。
第三に、革新と創造の時代として描く
。第四に、世界史的な視野の中で見通す。
解説(本郷和人・東京大学史料編纂所教授)より—
「永原の研究成果は、対峙する人間を選ばない。どんな立場から歴史を研究するにせよ、それが実証的であれば必ず、彼の到達に直面する必要に迫られる性質のものである。研究者は永原の提示した推論に学ぶ。それを学んで、乗り越えるべく努力を重ねていく。ある研究者は、努力の末に、永原論のある部分を乗り越えることに成功するだろう。ある研究者は懸命に挑戦しても、永原論の確かさを追認するだけにとどまるだろう。ともあれ、彼の研究業績は、後からやってくる研究者のチャレンジを静かに待っている。乗り越えられることを待っている。この意味で永原は実にフェアーで、尊敬すべき先達なのだ。中世史の良心というべき偉大な研究者、それが永原である。」
※2000年刊『戦国時代 16世紀、日本はどう変わったのか』(小学館ライブラリー)上下巻の合本復刊
【主な内容】
・戦国時代の開幕惣
・一揆と下克上の社会状況「世界史」の成立と新技術関東
・東北の争覇戦中国
・四国の戦い軍事力の構成
・領国経済体制都市と商人
・九州の情勢とキリシタン大名
・畿内政権と京・堺
・大名国家と日本国
・織田信長の進出
・一向一揆と本願寺
・「天下布武」
・解説(本郷和人)
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著者
永原慶二(ながはら・けいじ)
1922-2004年。大連市生まれ。東京帝国大学国史学科卒業。東京帝国大学大学院に入って後、東京大学史料編纂所を経て一橋大学で教鞭を執る。同大学退官後、和光大学教授、日本福祉大学客員教授。一橋大学名誉教授。和光大学名誉教授。経済学博士。専門は日本中世史。主な著作に『日本封建社会論』(東京大学出版会)、『日本中世社会構造の研究』『戦国期の政治経済構造』(ともに岩波書店)など多数。著作集として『永原慶二著作選集』(吉川弘文館)が刊行されている。