教育の哲学
教育の哲学
本商品は「旧ISBN:9784423820056」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1962/05/10
ディルタイ、フッサールの専門家による教育哲学の入門書。人間形成、世界観、倫理、権威と責任など、教育をめぐって深く考察を加えた力作である。
【目次】
序
序論 課題と方法
第一章 人間形成の哲学と古典的教育哲学
第二章 人間形成の場としての教育的現実
第三章 哲学的態度
第四章 研究方法とその問題領域
本論
序篇 教育概念の解釈
第一章 教育の日常的意味
第二章 教育の専門的意味
第一篇 教育的存在論
第一章 方法論的前提
第二章 教育的人間論(個としての人間形成)
I 本能的行為様式
II 習慣的行為様式
III 知性的行為様式
IV 理性的行為様式(生を超えるもの)
第三章 教育的環境論
I 自然的環境(風土)
II 精神的環境(文化)
III 人間的交渉
IV 教育的交渉
第四章 人間形成の場としての学校
第二篇 教育的世界観論
第一章 教育的世界観論の意義と方法
第二章 教育的世界観の構造
第三章 教育的世界観の類型
I 類型設定の方法
II 教育的世界観の三つの類型
第四章 教育的世界観の評価(教育的価値論)
第三篇 教育的行為論
第一章 教育的現実における教育的行為の位置
第二章 教育的行為の特性
I 政治的行為と教育的行為
II 行政的行為と教育的行為
III 研究的行為と教育的行為
第三章 教育的行為の論理
第四章 教育的行為における権威と責任
I 権威の問題
II 責任の問題
終章 方法論的回顧
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著者
細谷 恒夫(ホソヤ ツネオ)
1904〜1970年。教育哲学者。東北大学名誉教授。東京帝国大学文学部教育学科卒業。専門は、ディルタイ、フッサール。
著書に、『ディルタイ ナートルプ 大教育家文庫』『認識現象学序説』『世論と教育』『教育の哲学 人間形成の基礎理論』『教師の社会的地位』(編著)『哲学史要説』(編著)など、
訳書に、ナトルプ『フッセルの「純粋現象学考案」』フッサール『ヨーロッパの学問の危機と先験的現象学』『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(共訳)などがある。