数の日本史
数の日本史
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
暗算は得意なのに、なぜ日本人に理数嫌いが多いのか。その原因には、歴史的・構造的な要因があるのではないか?
物理学の泰斗がそんな素朴な疑問から、古来、人間の文化・文明に欠かせない「数の知識」と日本人社会とのかかわりを、たどってみるとーー。
12進法を使って土木建築を行ったといわれる縄文時代、ピタゴラスの定理で平城京を作り、飛鳥時代に日本初の元嘉暦を生む。奈良時代には正確な計測が不可欠な班田収授の法を採用するも、平安時代には「金勘定はいやしい仕事」と一気に理数離れが起こるーー。江戸時代の寺子屋と算術教育、日本初のサイエンス・和算の誕生、明治時代の算術から算数への大変換、そして戦後の数教育まで、5000年超の通史を豊富なエピソードで活写。理数科は単なる技術を支える手段ではない。数理に対する関心と尊敬心が高まる、ユニークな数学読本!/解説:上野健爾(京都大学名誉教授 四日市大学関孝和数学研究所長)
筆者の言葉)
「歴史家は数学に興味を持たない人が多く、科学史家はそれぞれの専門を守っている。理系に身を置いてはいるが、数学や歴史学に素人の筆者が本書を書くに至ったのは、こんな事情であまり知られていない数の日本史に、現代人に強く訴えるものがあると感じたからである。
(中略) 社会の専門化によって閉塞感に悩んでいる現代知識人にとって、日本文化の意外な再発見と解放感をもたらすだろう」
【目次】
第1章 古代の数詞
第2章 大陸数文化の興隆
第3章 漢数字、数文化の到来
第4章 平安、中世の数世界
第5章 数文化興隆の江戸時代
第6章 和算――世界に並んだ科学
第7章 洋算、その受容と現代社会
第8章 現代の数世界
解説:上野健爾(京都大学名誉教授 四日市大学関孝和数学研究所長)
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著
伊達 宗行(だて むねゆき)
1929年、宮城県生まれ。東北大学理学部卒業、同大学院理学研究科物理専攻中退。大阪大学名誉教授。日本物理学会会長。日本原子力研究所先端基礎研究センター長。著書に『物性物理学の世界 波動・粒子のジレンマから極低温の謎まで』『電子スピン共鳴』『極限の科学 低温・高圧・強磁場の物理』『「理科」で歴史を読みなおす』など多数。2023年没。
解説
上野 健爾(うえの けんじ)
京都大学名誉教授 四日市大学関孝和数学研究所長
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