文学と宗教の間
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本商品は「旧ISBN:9784423995037」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1968/07/20
キリスト教は日本の近代文学にどのような影響を与えたのか? 小林秀雄、宮澤賢治、島崎藤村、北村透谷、徳冨蘆花、堀辰雄を読み解く。
【目次より】
I
小林秀雄
小林秀雄とドストエフスキイ そのキリスト論を中心として
「芥川論」をめぐって
「パスカル論」をめぐって
宮沢賢治
宮沢賢治 その一側面 手帳をめぐって
「銀河鉄道の夜」をめぐって
島崎藤村
島崎藤村 その一側面 「新生」をめぐって
藤村 「若菜集」以前
II
透谷とキリスト教 評論とキリスト教に関する一試論
蘆花とキリスト教 「日本から日本へ」をめぐって
堀辰雄覚書 「聖家族」より「菜穂子」へ
太宰治と聖書
III
文学者のなかの神
二つの「沈黙」
漱石と宮沢賢治
植村正久と近代日本文学
濃情 透谷にふれて
八木重吉と草野天平 近代詩における求道的詩人の系譜
IV
大岡昇平 人と文学
佐古純一郎の芥川論をめぐって
小林秀雄 そのキリスト論
あとがき
■
著者
佐藤 泰正(サトウ ヤスマサ)
1917〜2015年。日本近代文学研究者、文芸評論家。元梅光学院大学学長。早稲田大学文学部卒業。文学博士(早稲田大学)。
著書に、『蕪村と近代詩』『近代日本文学とキリスト教・試論』『文学と宗教の間』『日本近代詩とキリスト教』『文学その内なる神 日本近代文学一面』『近代文学遠望』『夏目漱石論』『佐藤泰正著作集(全12巻別巻1)』『中原中也という場所』『文学講義録 これが漱石だ。』『文学の力とは何か』などがある。