日本の俗信
日本の俗信
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】「靴の紐が切れるとよくないことが起こる」本当の理由、ご存知ですか?
予兆、卜占、禁忌、呪術、妖怪、憑物……全国各地で採集された俗信、すなわち「超人間的な力の存在を信じ、それに対処する知識や技術」を体系的に整理。”非科学的で取るに足らぬもの”から日本文化の基層を明らかにする、民俗学の精華!
(解説:廣田龍平)
[本書で扱う主な俗信ーーその由来とは?]
○烏が屋根で啼くと死人が出る
○膝を絶えず小刻みに動かすと貧乏になる
○婚礼に雨が降ると縁起がよい
○一富士、二鷹、三茄子、四葬式、五火事
○厄年に生まれた子は捨子にする
○ものもらいは七軒の家から米をもらって食べるとよい
○手振水をかけられた人は死ぬ
○丙午(ひのえうま)の年は出生数激減(次回は2026年!)
【目次】
はしがき
第一章 俗信概論
一 俗信の概念
二 予兆
三 卜占
四 禁忌
五 呪術
第二章 信仰と俗信
第三章 厄年および年祝い
一 はじめに
二 従来の諸説
三 厄年行事の要素
四 贈答の意義
五 厄年行事の意味
六 信仰と俗信
七 厄年受容の基盤
八 結び
第四章 呪的な食べ物ーー味噌の魅力
一 食習研究と味噌
二 葬式と味噌
三 家移りと味噌
四 味噌つき日の吉凶
五 味噌煮の日
六 持ち寄るもの
七 せち味噌
八 山の神と味噌
九 味噌長者
十 呪的な食べ物
第五章 妖怪の地域性
第六章 妖怪と信仰
第七章 死と俗信
一 生と死との境
二 忌の飯
三 死の忌
四 種々のまじない
参考文献
解説 俗信の概念と発生について 廣田龍平
索引
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著井之口 章次(いのくち しょうじ)
1924-2012年。兵庫県生まれ。國學院大學国文科卒業。専門は民俗学。民俗学研究所所員、杏林大学教授、日本民俗学会理事などを歴任。著書に『日本の葬式』『民俗学の方法』『伝承と創造』『生死の民俗』などがある。
解説
廣田 龍平(ヒロタ リュウヘイ)
1983年生まれ。大東文化大学助教。専攻は文化人類学、民俗学。博士(文学)。著書に『妖怪の誕生』『〈怪奇的で不思議なもの〉の人類学』『ネット怪談の民俗学』、訳書にマイケル・ディラン・フォスター『日本妖怪考』がある。
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