日本の方向
日本の方向
本商品は「旧ISBN:9784423994047」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1953/01/10
【内容紹介】
戦後間もない1950年初期に、保守的な動きが強まった。当時は、敗戦の直後ということもあり社会主義的・民主的な思想が隆盛していた中で、保守的な思想が反動として復活したことに対し、日本の進むべき方向性を示した本書は、当時の日本の思想状況を知るための貴重な資料である。
【目次】
はしがき
第一部 民主主義のために
革命と道徳
革命と大学
革命と暴力
社会民主主義と国会の保守性
総選挙を顧みて
ひとごとではない
革命問答
反動問答
この数年間民主主義は日本において進歩しつつあるか
第二部 平和主義のために
民族主義と国際連帯主義
内乱
思想の争いは必らず戦争になるか
アメリカとソヴエトはどういうわけで協調できないのか
平和論争の盲点
私の愛国心
毛沢東と中国革命
日本・中国・ロシア
■
著者
猪木 正道(イノキ マサミチ)
1914〜2012年。政治学者。京都大学名誉教授、第3代防衛大学校校長。東京帝国大学経済学部卒業。法学博士(京都大学)。
著書に、『ロシア革命史』『共産主義の系譜』『戦う社会民主主義『ドイツ共産党史』『スターリン』『三つの共産主義 レーニン・トロツキー・スターリン』『ロシヤ史入門』『戦争と革命』『政治変動論』『日本の方向』『人間尊重のために』『国際政治の展開』『政治学新講』『民主的社会主義のために』『民主的社会主義』『議会政治を守るために』『独裁の政治思想』『政治学ノート 第1・第2』『社会思想入門』『独裁者』『激動する世界と日本』『随想 世界と日本』『政治をみる眼』『歴史の転換点』『国際政治をみる眼』『大世界史(25) 冷戦と共存』『国を守る 熱核時代の日本防衛論』『現代政治の虚像と実像』『七つの決断 現代史に学ぶ』『日本の運命を変えた七つの決断』『安全を考える』『評伝 吉田茂』『軍事大国への幻想』『日本宰相列伝(18) 吉田茂』『天皇陛下』『歴史の黒白』『政治の文法 日本・アメリカ・ソ連』『軍国日本の興亡 日清戦争から日中戦争へ』『私の20世紀 猪木正道回顧録』などがある。