「日本人論」再考
「日本人論」再考
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
2000冊を超える「日本人論」を総括する。明治以降、近代化の中で、原理的アイデンティティ不安に苛まれた日本人は数多の「論」を紡ぎ出した。時代の空気が生んだ「論」を検証し、日本人の無意識を探る。
明治以降、夥しい数の日本人論が刊行されてきた。『武士道』『菊と刀』『「甘え」の構造』などの本はなぜ書かれ、読まれ、そして好評を博すのか。そこには、私たちを繰り返し襲う「不安」がある。欧米文明に遭遇し、戸惑う近代日本人のアイデンティティの不安の在処を抉り出す。本書は、日本人論の総決算であり、150年間の近代日本の物語でもある。
*原本は2003年、日本放送出版協会から刊行された。
【目次】
はじめに
第一部 「日本人論」の不安
第一章 「日本人論」が必要であった理由
日本について考えるとは「比較」すること/日本の三つのモデル/江戸時代の「外国」/他
第二章 「富国強兵」──日清・日露の高揚期
四冊の日本人論/書いた四人/『日本風景論』/『代表的日本人』/他
第三章 「近代の孤児」──昭和のだらだら坂
その後の四人/「日本人論」が必要とされなかった時期/他
第二部 「日本人論」の中の日本人たち
第四章 臣民──昭和憲法による民主主義的臣民
短いまえがき/戦後最初の日本人論/「しかしまた」と「ふさわしい位置」/他
第五章 国民──明治憲法による天皇の国民
滅びる日本を憂うこと/「国民」の前身としての幕末浪士/他
第六章 「市民」──タテ社会と世間
日本人が生きている世界/「兎角に人の世は住みにくい」/他
第七章 職人──もの言わず、もの作る
日本人は職人/職人とは「生き方」/「工夫」がだいじ/一九六〇年代の変容
第八章 母とゲイシャ──ケアする女たち
『「甘え」の構造』のいま/「甘え」はよいのか悪いのか/他
第九章 サムライとサラリーマン──文と武の男たち
「高貴な野蛮人」としての武士/乃木将軍と『武士道』/いまに生きるモデル/武士からサラリーマンへの変容/他
第十章 「人間」──すべてを取り去って残るもの
「人間」という名の日本人/ユダヤ人とのコントラスト/他
第三部 これからの日本人論
第十一章 これまでに日本人論が果たした役割
三つの時期の日本人論の果たした役割/積極的で対外的な第一の時期/防衛的で、内向的な第二の時期/他
第十二章 これからの日本人と日本人論
「日本人論」が必要でなくなるとしたら/他
参考文献
「日本人論」関連年表(太字は「日本人論」に関わる著作)
あとがき
学術文庫版へのあとがき 『「日本人論」再考』、その後
■
著者
船曳健夫(ふなびき・たけお)
1948年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業、ケンブリッジ大学大学院社会人類学博士課程修了(Ph.D)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は文化人類学。
受取状況を読み込めませんでした

