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時間の分子生物学 時計と睡眠の遺伝子

時間の分子生物学 時計と睡眠の遺伝子

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。

【内容紹介】
ほぼすべての生物の遺伝子が、「24時間」のリズムを刻む謎。
生物はなぜ眠るのか? この生命最大の謎にまだ完全な答えはありませんが、約24時間のリズムを刻む生物時計は、人間や高等動物だけではなく、昆虫、草木、単細胞生物にも備わっていて、ほとんど同じ遺伝子を使っていることがわかってきました。

なぜか午前中は時間が早く経つように感じられる。目覚まし時計の少し前に目が覚める。時差ボケがつらい——こうした多くの人の経験は、春になると桜が咲くこと、渡り鳥が方角を間違えないこと、蛹がかならず早朝に羽化することと同じ、この生物時計のリズム(サーカディアン・リズム=概日周期)によるものです。そして、地球上のほとんどすべての生物の遺伝子には、先天的にこのリズムが組み込まれています。

この生物時計はどういう仕組みで動き続けているのか。そこで「眠り」はどういう役割を果たしているのか—ー?

生物時計と睡眠研究の第一人者である著者が、解明されてきた謎といまだ解明されない謎をわくわくする筆致で描いたベストセラー。日々の実感と地球生物全体が遺伝子でつながる感動に、最新の成果を盛り込み、待望の文庫化!

・平成16年、講談社出版文化賞・科学出版賞受賞作
・本書のテーマのひとつ、「概日周期を制御する分子機構の解明」は、2017年のノーベル医学生理学賞受賞

*本書の原本は、2003年、講談社現代新書として小社より刊行されました。文庫化にあたり、最新の研究をふまえて加筆修正を行いました。

【目次より】
1章 なぜ生物時計があるのか
2章 脳の中の振り子
3章 生物時計の部品の発見
4章 分子生物学が明かした驚異のしくみ
5章 不眠症のハエから睡眠遺伝子を探る
6章 睡眠の謎
7章 生物時計は睡眠をどう制御しているか
8章 睡眠研究の突破口 ナルコレプシー
◎生物時計と睡眠をもっと知るためのブックガイド


著者
粂和彦(くめ・かずひこ)
1962年、愛知県生まれ。名古屋市立大学教授。分子生物学者・医師(睡眠学会睡眠医療専門医)。東京大学医学部卒。大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了。ハーバード大学・タフツ大学客員研究員、熊本大学発生医学研究センター准教授を経て現職。生物時計と睡眠のメカニズムを研究。Cell, Nature, Science 誌などに論文を多数発表しつづける第一人者。内科医として睡眠障害の診療も行う。著書に『眠りの悩み相談室』(ちくま新書)、訳書に『脳神経倫理学』(篠原出版新社)など。

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