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暗号 情報セキュリティの技術と歴史

暗号 情報セキュリティの技術と歴史

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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統一フォーマットになります。

【内容紹介】
軍事・外交の道具からクラウド時代の基盤技術へ
シーザー暗号、エニグマ暗号、紫暗号……を超えて登場した共通鍵暗号・公開鍵暗号の意義と数理の魔術とは?

ソーシャル、モバイル、クラウド、スマート……。爆発的発展を遂げる情報化社会は、有史以来、軍事・外交の「秘匿」を担った暗号の役割を、「認証」へと一変させた。情報セキュリティを担う現代暗号の特性とは? 「共通鍵暗号」「公開鍵暗号」「零知識対話証明」の数理も平易に解説。暗号の歴史と倫理、その技術基盤のすべてがわかる格好の入門書。

「一九八〇年代に入ると、科学技術史上、火薬の発明にも匹敵すると言われる公開鍵暗号が利用され始め、「軍事・外交以外の分野でも暗号が役に立つらしい」ということが話題に上るようになった。二〇一〇年前後から、ソーシャル・ネットワーキング・サービスやスマート・フォンが日常生活に溶けこみ、情報環境は大きな変革期に入った。暗号研究の分野でも、暗号化したまま、平文(ひらぶん)に戻さずに加算・乗算や統計処理などを自由に行う方法の研究が活発に行われている。……個人情報や企業の機密情報の流出が深刻な社会的懸案となっている。情報漏洩を防ぐ有効な手段は、公開鍵暗号による本人確認と共通鍵暗号による秘匿である。こうした背景の中で、暗号の重要性が再認識されている。——<「学術文庫版まえがき」より抜粋>

※本書の原本は、弊社より1996年に刊行された『暗号——ポストモダンの情報セキュリティ』です。

【目次】
学術文庫版まえがき
プロローグ 近代からポストモダンへ
第一章 文明の誕生 暗号の誕生
第二章 日米暗号文化の比較
第三章 情報化と文明構造の変革
第四章 暗号革命と現代社会
第五章 ポストモダン暗号と数理の魔術
エピロ-グ フェルマーの定理と暗号の未来
ブックガイド


著者
辻井重男(つじい・しげお)
1933年生まれ。東京工業大学卒業。工学博士。東京工業大学教授、中央大学教授、情報セキュリティ大学院大学学長、総務省電波監理審議会会長など歴任。東京工業大学名誉教授。専門は情報通信システム、暗号理論。

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