杜甫全詩訳注(三)
杜甫全詩訳注(三)
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
没落名家に生まれ、しかし一族の誇りを背負い、流浪と困窮を生きた「詩聖」。中唐期の白居易や韓愈、北宋の王安石、また蘇軾、黄庭堅ら、錚々たる面々に中国第一の詩人と讃えられた律詩の大成者は、詩によって世界を変えうると信じた——。本巻は、蜀中の後期から病身を養う時期にかけて詠んだ、作品世界が研ぎ澄まされてゆく名品の数々を収録する。
【目次】
凡 例
他巻構成
〇七七四 董卿嘉栄に寄す十韻
〇七七五 立秋に雨り院中に作有り
〇七七六 厳鄭公の軍城早秋に和し奉る
〇七七七 院中の晩晴れて西郭の茅舎を懐う
〇七七八 府に宿す
〇七七九 村に到る
〇七八〇 村雨
〇七八一 独坐
〇七八二 倦夜
〇七八三 鄭公に陪して秋晩の北池に臨眺す
〇七八四 悶えを遣りて厳公に呈し奉る二十韻
〇七八五 舎弟穎が斉州に赴くを送る三首
〇七八六 其の二
〇七八七 其の三
〇七八八 厳鄭公の階下の新松
〇七八九 厳鄭公の宅にて同じく竹を詠ず
〇七九〇 晩秋、厳鄭公に陪して、摩訶池に舟を泛ぶ
〇七九一 厳鄭公の庁事にて岷山た江の画図を観奉る十韻
〇七九二 故斛斯校書の荘に過る二首
〇七九三 其の二
〇七九四 懐旧
〇七九五 台州の鄭司戸と蘇少監とを哭す
〇七九六 唐十五誡に別る
〇七九七 初冬
〇七九八 李固の請える司馬弟の山水図を観る三首
〇七九九 其の二
〇八〇〇 其の三
〇八〇一 至後
〇八〇二 賀蘭銛に寄す
〇八〇三 王侍御が東川に往くを送る
〇八〇四 正月三日渓上に帰りて作有り、院内諸公に簡す
〇八〇五 敝廬興を遣り厳公に寄せ奉る
〇八〇六 屋を営む
〇八〇七 草を除く
〇八〇八 春日江村五首
〇八〇九 其の二
〇八一〇 其の三
〇八一一 其の四
〇八一二 其の五
〇八一三 長吟
〇八一四 春遠
〇八一五 絶句三首
〇八一六 其の二
〇八一七 其の三
〇八一八 三韻三篇
〇八一九 其の二
〇八二〇 其の三
〇八二一 天辺行
〇八二二 莫相疑行
〇八二三 赤霄行
〇八二四 高常侍の亡するを聞く
〇八二五 蜀を去る
〇八二六 雨を喜ぶ
〇八二七 青渓駅に宿して張員外十五兄之緒を懐い奉る
〇八二八 狂歌行、四兄に贈る
〇八二九 戎州楊使君の東楼に宴す
〇八三〇 渝州にて厳六侍御を候つも到らず
〇八三一 悶を撥う
〇八三二 忠州使君の姪宅に宴す
〇八三三 禹廟
〇八三四 忠州龍興寺の居る所の院壁に題す
〇八三五 厳僕射の帰しんを哭す
〇八三六 旅夜 懐いを書す
〇八三七 船を放つ
〇八三八 雲安の九日に鄭十八酒を携う
〇八三九 鄭十七郎に答う一絶
〇八四〇 常徴君に別る
〇八四一 長江二首
〇八四二 其の二
〇八四三 故の房相公が霊しん、ろう州より殯を啓き、東都に帰葬すると承聞して作有り二首
〇八四四 其の二—他—
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著者・編者
下定 雅弘(しもさだ・まさひろ)
1947年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学大学院修了。岡山大学名誉教授、岡山大学特任教授北京事務所長。中国古典文学研究者。専門は六朝・唐代の詩人、特に白楽天。著書に『白氏文集を読む』『白楽天の愉悦』『柳宗元』『長恨歌』『陶淵明と白楽天』『白居易と柳宗元』ほか多数。
著者・編者
松原 朗(まつばら・あきら)
1955年生まれ。早稲田大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専修大学文学部教授。漢文学者。専門は唐代詩、杜甫。著書に『漢詩で詠む中国歴史物語隋〜唐時代前期』『唐詩の旅〜長江篇』『中国離別詩の成立』『晩唐詩の揺籃』『漢詩の流儀』ほか多数。