杜甫全詩訳注(二)
杜甫全詩訳注(二)
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
戦禍による社会秩序の崩壊や政治の堕落は、ついには杜甫の運命をも巻き込み、生涯にわたる漂泊の旅がここに始まった。日本を代表する漢文学研究者が結集した執筆陣による完全書き下ろし杜詩全訳注第二巻。本巻は、生活の場としていた大唐のまほろば洛陽、長安を去り、蜀道の難所を越えて、成都の草堂で安らかな生活を手にする時期の作品を収載する。
【目次】
凡 例
他巻構成
〇三二六 架を除く
〇三二七 廃畦
〇三二八 夕烽
〇三二九 秋笛
〇三三〇 日暮
〇三三一 野望
〇三三二 空嚢
〇三三三 病馬
〇三三四 蕃剣
〇三三五 銅瓶
〇三三六 遠きを送る
〇三三七 人の従軍するを送る
〇三三八 姪の佐に示す
〇三三九 佐山に還りて後寄す三首
〇三四〇 其の二
〇三四一 其の三
〇三四二 人に従いて小胡孫を覓むるに寄するを許さる
〇三四三 秋日阮隠居薤三十束を致す
〇三四四 秦州にて勅目を見るに
〇三四五 彭州の高三十五使君適
〇三四六 岳州の賈司馬六丈、巴州の厳八使君の両閣老に寄す五十韻
〇三四七 張十二山人彪に寄す三十韻
〇三四八 李十二白に寄す二十韻
〇三四九 思う所
〇三五〇 賛上人に別る
〇三五一 両当県の呉十侍御の江上の宅
〇三五二 秦州を発す
〇三五三 赤谷
〇三五四 鉄堂峡
〇三五五 塩井
〇三五六 寒峡
〇三五七 法鏡寺
〇三五八 青陽峡
〇三五九 龍門鎮
〇三六〇 石龕
〇三六一 積草嶺
〇三六二 泥功山
〇三六三 鳳凰台
〇三六四 乾元中、同谷県に寓居して作れる歌七首
〇三六五 其の二
〇三六六 其の三
〇三六七 其の四
〇三六八 其の五
〇三六九 其の六
〇三七〇 其の七
〇三七一 万丈潭
〇三七二 同谷県より発す
〇三七三 木皮嶺
〇三七四 白沙渡
〇三七五 水会渡
〇三七六 飛仙閣
〇三七七 五盤
〇三七八 龍門閣
〇三七九 石櫃閣
〇三八〇 桔柏渡
〇三八一 剣門
〇三八二 鹿頭山
〇三八三 成都府
〇三八四 高使君の相い贈るに酬ゆ
〇三八五 居を卜す
〇三八六 王十五司馬弟、郭を出でて相い訪い
〇三八七 蕭八明府実が処より桃栽を覓む
〇三八八 韋二明府続が処より綿竹を覓む
〇三八九 何十一少府ように憑りて榿木の栽を覓む
〇三九〇 韋少府班に憑りて松樹子の栽を覓む
〇三九一 又た韋が処に於て大邑の瓷碗を乞う
〇三九二 徐卿に詣りて果栽を覓む
〇三九三 堂成る
〇三九四 蜀相
〇三九五 梅雨
〇三九六 農と為る
〇三九七 客有り
〇三九八 賓至る
〇三九九 狂夫
〇四〇〇 田舎
〇四〇一 江村
〇四〇二 江漲る
〇四〇三 野老
〇四〇四 雲山
〇四〇五 興を遣る
〇四〇六 愁いを遣る
〇四〇七 杜鵑行
〇四〇八 壁上の韋偃が画きし馬に題する歌-他-
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著者・編者
下定 雅弘(しもさだ・まさひろ)
1947年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学大学院修了。岡山大学名誉教授、岡山大学特任教授北京事務所長。中国古典文学研究者。専門は六朝・唐代の詩人、特に白楽天。著書に『白氏文集を読む』『白楽天の愉悦』『柳宗元』『長恨歌』『陶淵明と白楽天』『白居易と柳宗元』ほか多数。
著者・編者
松原 朗(まつばら・あきら)
1955年生まれ。早稲田大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専修大学文学部教授。漢文学者。専門は唐代詩、杜甫。著書に『漢詩で詠む中国歴史物語隋〜唐時代前期』『唐詩の旅〜長江篇』『中国離別詩の成立』『晩唐詩の揺籃』『漢詩の流儀』ほか多数。