杜甫全詩訳注(四)
杜甫全詩訳注(四)
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
晩年にいたってなお断ち切れぬ出仕への思い。ついに長安への帰還に絶望した杜甫は、洞庭湖の南で漂泊の生涯を閉じる。しかし、その作品はいよいよ巧緻を極め、深い陰翳を文字に刻みながら、最後の段階にあっても前人未到の高みへむかい、さらなる歩みをつづける。作品検索に簡便な「全詩題索引」と詳細な「杜甫年譜」を添えて、書き下ろし全訳注、堂々完結!
【目次】
凡 例
他巻構成
一〇二八 偶題
一〇二九 君不見蘇けいに簡す
一〇三〇 蘇四けいに贈る
一〇三一 蘇けいに別る
一〇三二 李潮が八分小篆の歌
一〇三三 峡口二首
一〇三四 其の二
一〇三五 南極
一〇三六 瞿唐の両崖
一〇三七 瞿唐懐古
一〇三八 夜西閣に宿り、暁に元二十一曹長に呈す
一〇三九 西閣口号、元二十一に呈す
一〇四〇 閣夜
一〇四一 じょう西寒望
一〇四二 西閣にて日に曝す
一〇四三 西閣を離れず二首
一〇四四 其の二
一〇四五 縛鶏行
一〇四六 小至
一〇四七 柏学士の林居に寄す
一〇四八 折檻行
一〇四九 柏中丞兼び子姪数人の除官の制詞を覧
一〇五〇 鏡を覧て柏中丞に呈す
一〇五一 柏中丞に陪して将士を宴するを観る二首
一〇五二 其の二
一〇五三 蜀州の柏二別駕が中丞の命を将て江陵に赴き
一〇五四 鮮于万州が巴州に遷さるるを送る
一〇五五 十七舅の邵桂に下るを送り奉る
一〇五六 荊南兵馬使太常卿趙公の大食刀の歌
一〇五七 王兵馬使の二角鷹
一〇五八 王監兵馬使が説くを見るに……二首
一〇五九 其の二
一〇六〇 玉腕りゅう
一〇六一 酔いて馬より墜つるを為す
一〇六二 覆舟二首
一〇六三 其の二
一〇六四 李功曹の荊州に之き鄭侍御の判官に充てらるるを送る
一〇六五 王十六判官を送る
一〇六六 崔いに別る、因りて薛拠・孟雲卿に寄す
一〇六七 杜位に寄す
一〇六八 立春
一〇六九 江梅
一〇七〇 庭草
一〇七一 愁い
一〇七二 王十五前閣の会
一〇七三 崔評事弟相い迎うるを許すも、到らず
一〇七四 悶を遣る、戯れに路十九曹長に呈す
一〇七五 昼夢
一〇七六 暮春
一〇七七 即事
一〇七八 は上の遊びを懐う
一〇七九 宅に入る三首
一〇八〇 其の二
一〇八一 其の三
一〇八二 赤甲
一〇八三 卜居
一〇八四 暮春じょう西の新たに賃する草屋に題す五首
一〇八五 其の二
一〇八六 其の三
一〇八七 其の四
一〇八八 其の五
一〇八九 従孫崇簡に寄す
一〇九〇 江雨に鄭典設を懐う有り
一〇九一 熟食の日に宗文宗武に示す
一〇九二 又た両児に示す
一〇九三 舎弟観の書を得るに
一〇九四 観の即ち到らんとするを喜び、復た短篇を題す二首
一〇九五 其の二
一〇九六 晩にじょう上の堂に登る
一〇九七 薛三郎中きょに寄す
一〇九八 恵二の故居に帰るを送る—他—
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著者・編者
下定 雅弘(しもさだ・まさひろ)
1947年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学大学院修了。岡山大学名誉教授、岡山大学特任教授北京事務所長。中国古典文学研究者。専門は六朝・唐代の詩人、特に白楽天。著書に『白氏文集を読む』『白楽天の愉悦』『柳宗元』『長恨歌』『陶淵明と白楽天』『白居易と柳宗元』ほか多数。
著者・編者
松原 朗(まつばら・あきら)
1955年生まれ。早稲田大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専修大学文学部教授。漢文学者。専門は唐代詩、杜甫。著書に『漢詩で詠む中国歴史物語隋〜唐時代前期』『唐詩の旅〜長江篇』『中国離別詩の成立』『晩唐詩の揺籃』『漢詩の流儀』ほか多数。