東洋思想研究(東洋学叢書)
東洋思想研究(東洋学叢書)
本商品は「旧ISBN:9784423192306」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1987年
叢書・シリーズ名:東洋学叢書
古代から清朝へ、さらには文芸・史学思想から日本儒学へと及ぶ広範な問題に独自な分析を加え、東洋思想の魅力を描く待望の書。
【目次より】
まえがき
目次
第一部 総説
1 中図人の世界観
一 天
二 道
三 太極
四 陰陽五行
五 理気
2 聖人
3 陰隲
4 『論語』一則
第二部 中国思想史各論
第一篇 先秦より両漢に至る
1 春秋会盟考
一 会盟の形式
二 会盟の内容
三 会盟総論
2 『左伝』に現われたる政治思想
一 政治の階級
二 政治の規範
三 政治の技術
四 政治の経済的基礎
五 政治の目的
3 『淮南子』の一面
序言
一 人間
二 階級
三 無為、仁義
四 法
五 天
六 政治技術
七 経済
八 結語
4 東漢の名節
一 経学時代
二 支配の倫理
三 人倫道徳
四 欲望論
五 末期的諸現象
六 党錮
5 趙岐『孟子章句』について
第二篇 六朝
1 曹操
2 曹植とその時代
3 王弼
4 魏晋に於ける儒玄の論争
一 儒
二 玄
三 論争
5魏晋時代の選挙と法
一 選挙
二 法
6 魏晋における封建論
第三篇 唐栄
1 読皮子文薮
2 五代の風気とその文章
序言
一 奮史と新史
二 選挙
三 規範
四 階級
五 宗教
六 牛希済の散文
七 鄭谷・羅隠・杜荀鶴の詩
八 黄滔の賦
九 馮道の詩、結びに代えて
3 王禹〓 宋代思想史の一環として
4 李覯について
第四篇 清朝
1 清朝人と道敦
2 主情の説 清朝人の湯合
3 王船山の易学
4 恵棟と焦循
5 読『潜研堂文集』
一 閲歴
二 方法論
三 経学
四 史学
五 社会評論
六 文学論
七 宗教観念
6 哀随園の哲学
7 読『雕菰集』
8 曾国藩の哲学 日記を中心に
第三部 史学思想
1 中国の史書について
一 編年体と紀博体
二 『史記』と『漢書』
三 史家の懼れ
四 実録と志怪
五 歴史とユーモア
2 范嘩の『後漢書』
3 陳寿の『三国志』
4 『三国演義』と『三国志』
第四部 日本儒学
1 儒教 日本人のエートスを形成したもの
2 古学派に於けるヒューマニズム 山鹿素行を中心として
一 朱子学の本質と我が国儒者の受け取り方
二 山鹿素行
三 仁斎・徂徠
3 三浦梅園のヒューマニズム
あとがき
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著者
本田 濟(ホンダ ワタル)
1920-2009年。京都帝国大学文学部支那哲学史科卒業。高槻高等学校教諭、大阪市立大学文学部教授、梅花女子大学教授、同大学年学長を歴任。大阪市立大学名誉教授。文学博士。専攻は、中国哲学。主な著作に、「易経の思想史的研究」『人類の知的遺産 墨子』『易』などがある。
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