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歴史叙述の理論と歴史

歴史叙述の理論と歴史

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
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【内容紹介】

「すべての真の歴史は現代史である」
この有名な警句は何を言わんとしたのか?
その真意がよくわかる新訳の登場

美学、哲学、批評、政治、経済に及ぶその思考が、20世紀ヨーロッパの言論界に大きな影響を与えたクローチェ。
哲学を歴史学の一契機に包摂せんとして、彼は本書を書き上げた。
思考を放棄し事実を列挙するだけの「年代記」ではなく、事実の上に何らかの超越性を見出そうとする「歴史哲学」でもない、本来的な歴史とは何か。
要諦をクリアに理解できる新訳で読む、最重要理論書

[本書より]
本当の歴史は普遍であるかぎりでの個人、個人であるかぎりの普遍の歴史であると理解することである。政治のためにペリクレスを、哲学のためにプラトンを、悲劇のためにソフォクレスを廃することではない。政治、哲学、悲劇をペリクレス、プラトン、ソフォクレスとして考え、それぞれの代表としてかれらを捉えることである。そして、かれらの持つ特定の一契機のなかに政治、哲学、悲劇がある、そういう存在としてこれらの人物を捉えるのである。

 

【目次】
序
第一部 歴史叙述の理論
 一 歴史と年代記
 二 虚偽の歴史
 三 普遍史としての歴史、「世界史」批判
 四 「歴史哲学」の理念的成立とその解体
 五 歴史の積極性
 六 歴史の人間性
 七 事実の選択と時代区分
 八 区分(特殊史 ストーリアスペチャーレ)と分割
 九 「自然の歴史」と歴史

補遺
 一 立証された記録
 二 特殊史の類比と異質性
 三 哲学と方法論

第二部 歴史叙述の歴史について
 一 序論
 二 ギリシアローマの歴史叙述
 三 中世の歴史叙述
 四 ルネサンスの歴史叙述
 五 啓蒙主義の歴史叙述
 六 ロマン主義の歴史叙述
 七 実証主義の歴史叙述
 八 新しい歴史叙述、結論

傍注(覚え書きと書評から)
原注

解説 礎石と道標──芸術の一般概念から哲学と歴史の統合、そして絶対的歴史主義へ
訳注
クローチェ作品集成 
訳者あとがき 

*本書は学術文庫のための訳し下ろしです
*Teoria e storia della storiografia, sesta edizione riveduta, Laterza, Bari 1948 を底本としました

 

■
著
ベネデット・クローチェ(ベネデット・クローチェ)
1866-1952 年。イタリア・ナポリを拠点に活動した批評家・哲学者・歴史家。主要著作に『美学』『論理学』『ナポリ王国史』など。

■
訳・解説
倉科岳志(くらしな・たけし)
1975 年,サント・ニューヘブリデス諸島に生まれる。慶應義塾大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。現在,京都産業大学教授。主な著作に『クローチェ 1866-1952』『イタリア・ファシズムを生きた思想家たち クローチェと批判的継承者』『マサニエッロの反乱  一七世紀ナポリの民衆蜂起とその後日譚』など。

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