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水滸伝 (一)

水滸伝 (一)

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。

【内容紹介】
いわずと知れた中国武侠小説の最大傑作。
明代に成立した「中国四大奇書」の一つでもあります。

北宋末期の不正と汚職が支配する乱世を舞台に、暴力・知力・胆力を思う存分に発揮して、好漢百八人が、そこら中で戦いを繰り広げながら、「梁山泊」へと終結します。その破天荒な侠客たちの痛快な立ち回りのスケールの大きさは、さすが中国の白話(口語)小説ならでは。
窃盗、殺人、痛飲、奸計、忠義、友情……。人間の善と悪が渾然一体となって進行する物語世界には、引き込まれずにはいられません。
この魅力満載の世界を躍動感あふれる世界を、よみやすく、勢いのある文体で、新訳しました。「水滸伝」の完訳書はいくつかありますが、この翻訳が最新・最高です。
本書原本はもっとも原形に近く、均整の取れた百回本。

なお、この一巻では、冒頭の「引首」から「第二十二回」までを収録しております。
全5巻。

【目次】
訳者まえがき
登場人物紹介
引首
第一回 張天師 祈りて瘟疫を禳い 洪太尉 誤りて妖魔を走がす
第二回 王教頭 私かに延安府に走り 九紋龍 大いに史家村を鬧がす
第三回 史大郎 夜に華陰県を走れ 魯提轄 拳もて鎮関西を打つ
第四回 趙員外 重ねて文殊院を修め 魯智深 大いに五台山を鬧がす
第五回 小覇王 酔って銷金の帳に入り 花和尚 大いに桃花村を閙がす
第六回 九紋龍 赤松林に剪径し 魯智深 瓦罐寺を火焼す
第七回 花和尚 倒さまに垂楊柳を抜き 豹子頭 誤って白虎堂に入る
第八回 林教頭 刺して滄州道に配され 魯智深 大いに野猪林を鬧がす
第九回 柴進 門に天下の客を招き 林冲 棒もて洪教頭を打つ
第十回  林教頭 風雪の山神廟 陸虞候 火もて草料場を焼く
第十一回 朱貴 水亭に号箭を施ち 林冲 雪夜に梁山に上る
第十二回 梁山泊にて林冲 落草し 〓(べん)京城にて楊志 刀を売る
第十三回 急先鋒 東廓に功を争い 青面獣 北京に武を闘わす
第十四回 赤髪鬼 酔って霊官殿に臥し 晁天王 義を東渓村に認ぶ
第十五回 呉学究 三阮に説いて撞籌し 公孫勝 七星に応じて義に聚まる
第十六回 楊志 金銀の担を押送し 呉用 智もて生辰綱を取る
第十七回 花和尚 単りにて二龍山を打ち 青面獣 双りして宝珠寺を奪う
第十八回 美髯公 智もて挿翅虎を穏(なだ)め 宋公明 私かに晁天王を放つ
第十九回 林冲 水寨にて大いに併火し 晁(蓋 梁山にて小しく泊を奪う
第二十回 梁山泊に義士は晁蓋を尊び 〓(うん)城県に月夜 劉唐を走らす
第二十一回 虔婆 酔って唐牛児を打ち 宋江 怒って閻婆惜を殺す
第二十二回 閻婆 大いに〓(うん)城県を鬧がせ 朱仝 義もて宋公明を釈す


訳者
井波律子(いなみ・りつこ)
1944年富山県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は中国文学。2007年『トリックスター群像—中国古典小説の世界』で第10回桑原武夫学芸賞受賞。その他の主な著書に『酒池肉林』、『中国のグロテスク・リアリズム』、『中国侠客列伝』『中国人物伝 I〜IV』『論語入門』、『中国幻想ものがたり』など、訳書に『三国志演義(一)〜(四)』『完訳 論語』などがある。

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