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水滸伝 (二)

水滸伝 (二)

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。

【内容紹介】
いわずと知れた中国武侠小説の最大傑作。
明代に成立した「中国四大奇書」の一つでもあります。

北宋末期の不正と汚職が支配する乱世を舞台に、暴力・知力・胆力を思う存分に発揮して、好漢百八人が、そこら中で戦いを繰り広げながら、「梁山泊」へと終結します。その破天荒な侠客たちの痛快な立ち回りのスケールの大きさは、さすが中国小説ならではです。
窃盗、殺人、痛飲、奸計、忠義、友情……。人間の善と悪が渾然一体となって進行する物語世界には、引き込まれずにはいられません。
この魅力満載の世界を躍動感あふれる世界を、よみやすく、勢いのある文体で、新訳しました。「水滸伝」の完訳書はいくつかありますが、この翻訳が最新・最高です。本書原本はもっとも原形に近く、均整の取れた百回本。

なお、この二巻では、「第二十三回」から「第四十二回」までを収録しております。
全5巻。

【目次】
第二十三回 横海郡に柴進は賓を留め 景陽岡に武松は虎を打つ
第二十四回 王婆 賄を貪りて風情を説き 〓(うん)哥 不忿して茶肆を鬧がす
第二十五回 王婆 計もて西門慶を啜かし 淫婦 薬もて武大郎を鴆す
第二十六回 〓(うん)哥 大いに授 官庁を鬧がせ 武松 闘いて西門慶を殺す
第二十七回 母夜叉 孟州道にて人肉を売り 武都頭 十字坡にて張青に遇う 
第二十八回 武松 威もて安平寨を鎮め 施恩 義もて快活林を奪う
第二十九回 施恩 重ねて孟州道に覇をとなえ 武松 酔って〓(しょう)門神を打つ
第三十回 施恩 三たび死囚の牢に入り 武松 大いに飛雲浦を鬧がす
第三十一回 張都監 血は鴛鴦楼に濺ぎ 武行者 夜に蜈蚣嶺に走る
第三十二回 武行者 酔って孔(亮(を打ち 錦毛虎 義もて宋江を釈す
第三十三回 宋江 夜に小鰲山を看 花栄 大いに清風寨を鬧がす
第三十四回 鎮三山 大いに青州道を鬧がせ 霹靂火 夜に瓦礫場を走る
第三十五回 石将軍 村の店に書を寄け 小李広 梁山に雁を射る
第三十六回 梁山泊にて 呉用は戴宗を挙げ 掲陽嶺にて 宋江は李俊に逢う
第三十七回 没遮〓(らん) 及時雨を追い〓(か)け 船火児 夜に潯陽江を鬧がす
第三十八回 及時雨 神行太保に会い 黒旋風 浪裏白跳と闘う
第三十九回 潯陽楼にて 宋江 反詩を吟じ 梁山泊に 戴宗 仮信を伝う
第四十回  梁山泊の好漢 法場を劫かし 白龍廟に 英雄は小しく義に聚まる
第四十一回 宋江 智もて無為軍を取り 張順 活きながらにして黄文炳を捉う
第四十二回 還道村に三巻の天書を受け 宋公明 九天玄女に遇う


井波律子(いなみ・りつこ)
1944年富山県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は中国文学。2007年『トリックスター群像—中国古典小説の世界』で第10回桑原武夫学芸賞受賞。その他の主な著書に『酒池肉林』、『中国のグロテスク・リアリズム』、『中国侠客列伝』『中国人物伝 I〜IV』『論語入門』、『中国幻想ものがたり』など、訳書に『三国志演義(一)〜(四)』『完訳 論語』などがある。

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