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水滸伝 (四)

水滸伝 (四)

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◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】
窃盗、殺人、痛飲、奸計、忠義、友情……。人間の善と悪が渾然一体となって進行する物語世界を躍動感あふれる世界を、よみやすく、勢いのある文体で、新訳!

中国武侠小説の最大傑作。「中国四大奇書」の一つ。北宋末期の不正と汚職が支配する乱世を舞台に、暴力・知力・胆力を思う存分に発揮して、好漢百八人が、戦いを繰り広げながら、「梁山泊」へと集結。その後、招安されて、国家軍となり壊滅するまでの物語。

いわずと知れた中国武侠小説の最大傑作。明代に成立した「中国四大奇書」の一つでもあります。北宋末期の不正と汚職が支配する乱世を舞台に、暴力・知力・胆力を思う存分に発揮して、好漢百八人が、そこら中で戦いを繰り広げながら、「梁山泊」へと終結します。その破天荒な侠客たちの痛快な立ち回りのスケールの大きさは、さすが中国の白話(口語)小説ならでは。

窃盗、殺人、痛飲、奸計、忠義、友情……。人間の善と悪が渾然一体となって進行する物語世界には、引き込まれずにはいられません。この魅力満載の世界を躍動感あふれる世界を、よみやすく、勢いのある文体で、新訳しました。

「水滸伝」の完訳書はいくつかありますが、この翻訳が最新・最高です。本書原本はもっとも原形に近く、均整の取れた百回本。

なお、この四巻では、「第六十一回」から「第八十二回」までを収録しております。全5巻。

【目次】
第六十一回
呉用 智もて玉麒麟を賺し
張順 夜に金沙渡を鬧がす
第六十二回
冷箭を放って 燕青 主を救い
法場を劫やかして 石秀 楼より跳ぶ
第六十三回
宋江 兵もて北京城を打ち
関勝 議して梁山泊を取らんとす
第六十四回
呼延灼 月の夜に関勝を賺し
宋公明 雪の天に索超を擒にす
第六十五回
托塔天王 夢の中に聖を顕わし
浪裏白跳 水の上に冤みを報ず
第六十六回
時遷 火もて翠雲楼を焼き
呉用 智もて大名府を取る
第六十七回
宋江 馬三軍を賞し
関勝 水火二将を降す
第六十八回
宋公明 曾頭市を夜打ちし
盧俊義 史文恭を活け捉りにす
第六十九回
東平府 誤って九紋龍を陥れ
宋公明 義もて双鎗将を釈す
第七十回
没羽箭 石つぶてを飛ばして英雄を打ち
宋公明 糧を棄てて壮士を擒にす
第七十一回
忠義堂に石碣 天文を受け
梁山泊に 英雄 座次に排ぶ
第七十二回
柴進 花を簪して禁院に入り
李逵 元夜に東京を鬧がす
第七十三回
黒旋風 喬って鬼を捉え
梁山泊 双つながら頭を献ず
第七十四回
燕青 智もて〓(けい)天柱を撲し
李逵 寿張にて喬りて衙に坐す
第七十五回
活閻羅 船を倒して御酒を偸み
黒旋風 詔を〓(ひきさ)いて徽宗を謗る
第七十六回
呉加亮 四斗五方の旗を布き
宋公明 九宮八卦の陣を排ぶ
第七十七回
梁山泊 十面に埋伏し
宋公明 両たび童貫に〓(か)つ
第七十八回
十節度 梁山泊を取らんことを議し
宋公明 一たび高太尉を敗る
第七十九回
劉唐 火を放って戦船を焼き
宋江 両たび高太尉を敗る
第八十回
張順 鑿もて海鰍船を漏らし
宋江 三たび高太尉を敗る
第八十一回
燕青 月夜に道君に遇い
戴宗 計を定めて蕭譲を賺しとる
第八十二回
梁山泊 金を分かちて大いに買市し
宋公明 全ての夥にて招安を受く


訳者
井波 律子(いなみ・りつこ)
1944年富山県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は中国文学。2007年『トリックスター群像—中国古典小説の世界』で第10回桑原武夫学芸賞受賞。その他の主な著書に『酒池肉林』、『中国のグロテスク・リアリズム』、『中国侠客列伝』『中国人物伝 I〜IV』『論語入門』、『中国幻想ものがたり』など、訳書に『三国志演義(一)〜(四)』『完訳 論語』などがある。

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