清朝蒙古例の実効性の研究
清朝蒙古例の実効性の研究
本商品は「旧ISBN:9784423740729」を底本にしたオンデマンド版商品です。
初刷出版年月:1992年
叢書・シリーズ名:東洋法史論集 7
満州人の清朝が同盟者であるモンゴル人の秩序維持と清朝の他民族との紛争解決のために定めた法令「清朝蒙古例」の本格的研究書。同著者の『東洋法史論集5 清朝蒙古例の研究』の続編である。
【目次】
序
凡例
第一部 「盛京刑部原〓」に見る有関蒙古案
第一章 「盛京刑部原〓」の出現
第二章 「盛京刑部原〓」第一六〇號所牧の巴顔貝勒案、および、該案を通じての「盛京刑部原〓」についての考え
第三章 「盛京刑部原〓」に見る有関蒙古案
第四章 「盛京刑部原〓」未見の有関蒙古案
第五章 総括的私見
第二部 「刑科史書」に見る有関蒙古案
第一章 臺北・國立故宮博物院に現存する「刑科史書」
第二章 「刑科史書」の書式と用語
第三章 「刑科史書」に見る有関蒙古「倫竊四項牲畜」案
第一節 刑律・賊盗「盗馬牛畜産」條と蒙古例「倫竊四項牲畜」條
第二節 「刑科史書」に見る有関蒙古「倫竊四項牲畜」案
第四章 「刑科史書」に見る有関蒙古「人命」案
第一節 蒙古例における殺人の区分
第二節 「刑科史書」に見る有関蒙古「人命」案
第三節 小括
第五章 総括的私見
史料と参考文献
後跋
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著者
島田 正郎(シマダ マサオ)
1915〜2009年。東洋史学者、法制史学者。東京帝国大学文学部東洋史学科卒業。元明治大学総長。法学博士(明治大学・論文博士)。
著書に、『東洋法史要』『遼代社会史研究』『世界史要』『遼制の研究』『祖州城 東蒙古モンチョックアゴラに存する遼代古城址の考古学的歴史学的発掘調査報告』『遼の社会と文化』『東洋の法の歴史』『世界史』『アジア 歴史と法』『東洋法史』『遼制之研究』『遼史』『遼朝官制の研究』『遼朝史の研究』『清末における近代的法典の編纂』『北方ユーラシア法系の研究』『清朝蒙古例の研究』『明末清初モンゴル法の研究』『清朝蒙古例の実効性の研究 東洋法史論集第7』『契丹国 遊牧の民キタイの王朝』『北方ユーラシア法系通史』『西夏法典初探 東洋法史論集 第8』などがある。