現代の精神分析
現代の精神分析
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
人のこころには広大な無意識の領野が潜んでいる! 20世紀の思想を根源から変革した精神分析。それは、始祖フロイトのどのような発想から誕生したのか? いかに隣接諸学をまきこんで、巨大な人間学として大成したか? フロイトから現代のエリクソン、クライン、ウィニコットへ、1世紀にわたる精神医学の冒険を、斯界第一人者が総展望する待望の書。
*本書は、’85年2月、弘文堂刊の『現代精神分析の基礎理論』を底本としました。
【目次】
はじめに——精神分析とその発展
【1】フロイト理論の全体像
1 フロイトにおける根源的葛藤
2 フロイトの理論モデル
a 力動—経済論モデル
b 生成—分析論モデル
c 発生—発達論モデル
d 力動—構造論モデル
e 不安—防衛論モデル
f 自己愛論モデル
【2】フロイトからフロイト以後へ
1 フロイト時代の諸学派
2 アーブラハムにおける精神分析的精神病理学
3 フェレンツィにおける母子関係—自我発達論とバリントの受身的対象愛
4 ランクにおける出産外傷説
5 ライヒの性格分析
6 A・フロイトの自我と防衛機制の発達論的研究
【3】フロイト以後の精神分析理論
フロイト以後の2つの流れ
1 自我心理学の発展
a 精神分析的自我心理学とその特質
b 精神分析的自我心理学の流れ
c 発生—発達論的自我心理学
d 社会・文化論的自我心理学の流れ(エリクソン)
2 対象関係論の発展
a 対象関係論とは
b 英国対象関係論の流れ
c 英国対象関係論の基本的観点
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著者
小此木啓吾(おこのぎ・けいご)
1930〜2003。慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学環境情報学部教授、東京国際大学人間社会学部教授、日本精神分析学会元会長。医学博士。専門は精神分析学。単著『エロス的人間論』『現代精神分析I・II』『フロイト』『モラトリアム人間の時代』『自己愛人間』『日本人の阿闍世コンプレックス』『現代精神分析の基礎理論』『フロイト思想のキーワード』『現代の精神分析』をはじめ、共編著・訳書多数。
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