生命誌とは何か
生命誌とは何か
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
統一フォーマットになります。
【内容紹介】
DNAの解析やゲノムの解読、ワトソン『二重らせん』の翻訳など、日本の生命科学を牽引し、一般読者への啓蒙にも功績の大きい著者が、この20年あまり提唱してきた新たな学知、「生命誌」とは何か。
1999年、NHK『人間講座』として放送されて好評を博したテキストをもとに、「生命誌」の基本的な考え方と今後の展望をまとめた好著。
私とはなにか、私たちはどこからきてどこへ行くのか——。この根源的な問いにたいして、分析・還元・論理・客観を旗印にしてきた科学、とりわけ「生命科学」は、有効に答えてきただろうか。
著者の唱える「生命誌」は、科学によって得られる知識を大切にしながら、それを包み込んで新たな世界観を作るべく更に広く展開するものだという。それは、生き物すべての歴史と関係を知り、生命の歴史物語を読み取る作業である。博物学や進化論、DNAの発見、ゲノムという考え方、性と死、クローン技術をめぐる議論など、人類の「生命への関心」を歴史的に整理し、科学を文化としてとらえ、社会の中に生かしていこうとする「生命誌」の取り組みと展望を語る。
*『生命誌の世界』(2000年、日本放送出版協会刊)の文庫化。
【目次】
第1章 人間の中にあるヒト——生命誌の考え方
第2章 生命への関心の歴史——共通性と多様性
第3章 DNA(遺伝子)が中心に——共通性への強力な傾斜
第4章 ゲノムを単位とする——多様や個への展開
第5章 自己創出へ向う歴史——真核細胞という都市
第6章 生・性・死
第7章 オサムシの来た道
第8章 ゲノムを読み解く——個体づくりに見る共通と多様
第9章 ヒトから人間へ——心を考える
第10章 生命誌を踏まえて未来を考える——クローンとゲノムを考える
第11章 生命誌を踏まえて未来を考える——ホルモンを考える
第12章 生命を基本とする社会
学術文庫版あとがき
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