相対性理論の一世紀
相対性理論の一世紀
◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
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【内容紹介】
「ニュートンよ許したまえ……」。二世紀以上にわたり絶対的権威として君臨してきたニュートン力学の常識を根底から覆したアインシュタイン。そのきっかけは、少年時代の「光を、光の速さで追いかけたらどうなるだろう」という疑問だった。
「力の統一」「宇宙のしくみ」など現代物理学の起源となった研究はいかに生まれたか。最先端の物理学にまで大きな影響を及ぼす相対性理論の本質を、豊富なエピソードを交え、わかりやすく解説する。
*本書の原本は、2005年に新潮社より刊行されました。
【目次】
はじめに
I章 ニュートンからアインシュタインへ
1 アインシュタインの詫び状
2 どこでもなりたつ物理学
II章 相対性原理とはなにか
1 はじめに原理ありき
2 時間・空間・運動の相対性
3 慣性系──特殊相対性原理の足場
4 光速度不変の原理
5 光の研究史
6 光の速度を測る
7 マクスウェル方程式
8 マイケルソンとモーリーの実験
9 エーテルの悩み
10 ニュートンの時空、アインシュタインの時空
III章 特殊相対性理論
1 革命前夜
2 愛する人──ミレヴァとの出会い
3 先駆者ローレンツ
4 同時刻は同時ではない!?
5 時間がゆっくり進む
6 物差しが縮む
7 ニュートンを超えて
8 速度の足し算
9 質量も変化する
10 運動量の保存
11
12 まとめ
IV章 一般相対性理論
1 プランクの援護射撃
2 非慣性系──加速度のある世界
3 重力が消えた──生涯で最も素晴らしい考え
4 等価原理
5 光が曲がる!
6 クリミア半島の皆既日食
7 ユークリッドの平らな世界
8 非ユークリッド幾何学の誕生
9 一般相対性原理
10 時空の幾何学
11 いざ、プリンシペ島へ
12 戦乱のなかで
13 誰が「場の方程式」を発見したか?
14 まとめ
V章 ドイツからアメリカへ
1 ドイツ国家主義とシオニスト運動
2 日本訪問
3 統一場の理論
4 カプート村のアインシュタイン
5 ヒトラーの台頭
6 プリンストンでの生活
7 核エネルギーの解放
8 ルーズヴェルトへの進言
9 マンハッタン計画
10 平和運動
VI章 相対性理論で宇宙を解く
1 自然界の四つの力
2 量子力学──神はサイコロ遊びをするか
3 物質の究極のすがた──クォークとレプトン
4 統一への新たな道──弱電統一理論
5 三つの力を「大統一」
6 アインシュタインの夢
7 宇宙の最終理論!?──超ひも理論
8 ブラックホール
9 よみがえる宇宙項
10 真空の斥力
主要参考文献
よみがえるアインシュタイン──学術文庫版へのあとがき
■
著者
広瀬 立成(ひろせ・たちしげ)
1938年愛知県生まれ。東京工業大学大学院博士課程物理学専攻修了。理学博士。専門は、素粒子物理学の実験的研究。東京都立大学名誉教授。2002年〜2009年、早稲田大学・理工学術院総合研究所教授。NPO法人「町田発ゼロ・ウェイストの会」理事長。著書に『対称性とはなにか』、『朝日おとなの学びなおし! 相対性理論』、『対称性から見た物質・素
粒子・宇宙』などがある。
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